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おやつの新たなトレンド、ギルトフリーとは?

ギルトフリーとは、直訳すると「罪悪感なしのおやつ」のこと。でも、いったいどういうこと? お菓子メーカーに勤める筆者の全10回連載の3回目は、おやつ・スイーツ・お菓子の最新トレンドであるギルトフリーについて、詳しくお伝えします。

おやつの新たなトレンド、ギルトフリーとは?

カロリーフリーに始まり、グルテンフリー、シュガーフリー、ソイフリーetc.。さまざまな「○○フリー」食品が出てくる中で、いま最も注目されているキーワードが「ギルトフリー」です。

しかし、「ギルト(罪悪感)フリー(なし)=罪悪感なしのおやつ」と言われても、「一体なんのことだろう」と感じる方が多いのでは。

そこで今回は、国内外のギルトフリー動向を見ながら、最新トレンド「ギルトフリー」について詳しくお伝えします。

■ギルトフリーとは何のこと?

ずっと誰もが向き合ってきたであろう、「おやつ」や「スイーツ」を食べる前に感じる得体の知れない気持ち。

子どものときは「人生の一番の楽しみ」と言っても過言ではなかった時間が、いつの間にか少し後ろめたい時間に……。そんな気持ちを代弁し、解消してくれる言葉が「ギルトフリー」です。

しかし、「食べても罪悪感を感じない」と言っても、皆さまお気づきの通り、「食に関する罪悪感」は人それぞれです。

「痩せたい」と考えている方は高カロリーのお菓子を食べたときに、「高血圧」の方は塩分や脂肪分の多いお菓子を食べたときに罪悪感を感じるように、人それぞれで一概に「罪悪感」の定義を決めることはできません。

そのため国内外のギルトフリーを謳っているプロダクトを見てみると、
・添加物不使用
・カロリー控えめ
・スーパーフード使用
・小麦不使用(グルテンフリー)
・砂糖不使用(シュガーフリー)
など、本当にさまざま。

突き詰めると、「ギルトフリー=罪悪感なし」とは簡単に言い切れなくなってきているのです。

しかし、さまざまな「ギルトフリー」を謳っているブランドを見てみると

・できる限り自然な素材で
・体に有害と言われているものが少なく(近年多くの議論が交わされている添加物などは控える)
・食べることで体にポジティブな影響がある
などの3点。

さらに、「自分に合ったギルトフリーを、自ら選んで!」といったメッセージを発信する企業が多くなってきているように思います。

■自分に合ったギルトフリーを、自ら選ぼう

「ギルトフリー」なプロダクトを出しているメーカーをいくつか挙げてみましょう。

現在あまり体によくないと言われている素材(小麦・動物性原料(卵・乳製品含む)・トランス脂肪酸・白砂糖・香料・着色料)をすべて省いたプロダクトのみを展開するBROWN SUGAR 1ST。

一人ひとりに合った「ギルト(避けたい成分・避けたい味覚など)」を省いてスナックを定期的に詰め合わせて送るsnaq.me(スナックミー)。

商品の透明性を大切にする会社が多いです。「不使用なもの」をしっかりと明記してあるプロダクトが多く、「自分の体質に合ったギルト」「自分の思うギルト」を自らの意思で省くことをユーザーに提案するブランドが増えてきています。

■とはいえ、今「ギルトフリー」って何が流行っているの?

ギルトフリーなおやつによく使われているものは、「ナッツ」「ドライフルーツ」。この2種をベースに作られているフルーツバーやナチュラルな素材だけで作られたプロテインバーetc.。

続きはまた次回のコラムで、お伝えさせていただきます。

地曵美乃里/じびきみのり

千葉県生まれ/人材広告会社→現在スタートアップ2社目(メディア・食品)勤務中です。/趣味は読書・ヨガ(RYT200取得)・美味しいものめぐり。

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