オイル美容のメリットとデメリット【百木ゆう子】 2/2
肌に付けた油分は、紫外線で酸化して肌をくすませたり、色素沈着を起こしたりすることがあります。油焼けと呼ばれるこの現象は、オイルに含まれる不純物が原因となることが多いため、精度の低いオイルがより危険だということになります。
また、オイルの種類によって酸化しやすいものと酸化しにくいものがあるので、その点にも注意が必要です。
酸化しやすく、日中に使うとくすみやシミを作ってしまうオイルは、スキンケアでよく使われる人気のオイルのなかにも多くあります。
・グレープシードオイル
・ローズウッドオイル
・馬油
・亜麻仁油
これらは日中のケアには使用しないようにして、夜のみ使うようにするといいでしょう。また、アロマオイルをスキンケアに使用している場合、これも種類によっては油焼けする危険がありますので、日中はやめておいた方が安心です。
・ホホバオイル
・ココナッツオイル
・椿油
・アルガンオイル
一方、上記4つのオイルは酸化しにくいため、日中に使用しても問題はありません。現在流通している純度の高いワセリンやシアバターなども、油焼けの心配はないといわれています。
また、ココナッツオイルやホホバオイルは、特に日焼け止め効果が高いとされます。なかなか肌に合う日焼け止めが見つからないときは、これらのオイルを下地に使うのもひとつの手。
肌にいいはずのオイルでも、使う種類やタイミングを間違えると、シミを作ってしまうことに……。後悔することのないよう、オイルの特性を知って最適なオイル美容を実践してください。