若さよりも大事な婚活力は「笑う力」

婚活というと、「若さ」「美しさ」と成婚率が比例するように見えますよね。ですが、現実はそうではありません。たとえば、私の結婚相談所で最も成婚率が高いのは40代です。しかも40代の”再婚”が最も高いのです。妥協しているのか――と聞かれると答えはノー。そこには隠された秘密があるのです。

■婚活する人必見！　５年後成婚率の「嘘」

「婚活では若くてきれいな人が有利でしょ！」

私たちは当然のようにそう思ってしまいますよね。

2015年の国勢調査によると、５年後成婚率は次のようになっています。

・ピークは26歳で、43％
・３割を切るのが、32歳で29.8%
・今年40歳の私の年は、9.8%

32歳から40歳で成婚率が３分の１以下になっているのです。ですから当然、「早く婚活をしなきゃ！」と結婚を考えている人は焦りますね。

しかし、結婚相談所をはじめて８年目を迎える私としては、この数字が婚活にそのままスライドしている感覚がありません。もう少し言うと、40代の成婚率が20代のそれを下回ったことがまだ一度もありません。

こうした現象は、私のところだけではなく、他の結婚相談所でも同じように起こっているようです。

■婚活市場における、大人の女性の魅力って？

さて、なぜ40代の成婚率は、他の若い年代に比べて高いと思いますか？

――大人の気配りができる女性に人気が集まる。

――余裕のある付き合いが、結婚に結びつく。

――お互い経済的に余裕があるため、安心して暮らしていける。

などなど、思い浮かぶ理由はたくさんあるかもしれません。ですが、今回特筆したい点はこういったものではありません。大人の女性の多くは、そもそも出会いに感謝し、笑顔をつくる力があるからだと私は思います。

こうした気持ちを本質的に持っている人ほど魅力的に見えるのです。

■気負わず、愛想よく接する人が増えるから

たしかに婚活の世界では、「若くてきれいな女性」にお見合いの申し込みが集中します。しかし、集中すると、今度どうなるのかというと、若くてきれいな女性が調子に乗り始めることが多いです。

「まだまだいい条件の人を引き出せる」と欲深くなってしまいます。結果、「お見合いをしてあげている」と上から目線に。

男性はもちろん若くてきれいな女性が好きです。しかし、「ツンケンした女性」と四六時中一緒にいたいと思いません。結果、「交際相手としてはいいけど、結婚は考えられない」と男性が二の足を踏むことになるケースが多いのです。

一方、結婚が決まるアラサー、アラフォー女性は、「お見合いが成立」するととても出会いを大事にする傾向に。とくに、「よく笑う人」は、男性から正式に交際がすぐに申し込まれます。

「せっかくお見合いに来てくれたのだから、笑顔で送り出したい」と考え、「５分に１度は笑顔に」を心がける女性が増えます。婚活に本気な女性というのは、出会いの機会だけではなく、出会いの中身にも力を入れます。この力の入れ方は、「笑顔」を超えた「笑う力」なんですね。

普段から笑っていると、顔の筋肉がゆるみ、自然な笑顔が出せるようになります。これがプロフィール写真にも影響します。実物の良さを十分に引き出した愛想の良い写真を撮ることができるのです。

こうした笑う力を身に着けている女性は、「愛嬌がある」ということで男性からの申し込みが多くなります。また、一つひとつの出会いの中でよく笑っていると、「一緒にいてほっとする」と男性に思われることも。

笑い慣れていない人は５分を意識してよく笑うように普段からしておくと、婚活力が爆発的に上がります。今日から始められる必殺のテクニックなので、早速試してみてくださいね。