綺麗なおっぱいは、女性も魅了する
「色気がある」という言葉はよく聞くが、女性から見て色気があるのはどんな女性なのだろうか。そして、それは一朝一夕で手に入れられることなのか。色気だなんて手の届かないところにあるような気がしてしまうけれど、実は自分の中にすでにあるものなのかもしれない。
生まれてこのかた「色っぽい」「色気がある」と言われたことがない。そもそも、色っぽいの定義がわからないし、色気ってなんぞや?
異性に対しても思ったことがないし、単に人の好みなのでは……? とも思う。
メディアによく出ている女優さんに対しても感じたこともないし、「かわいい」や「美人」よりもはるかに身につけるのは難しそうだと、ぼんやり考える。
肌の露出が多いからとか、体の凹凸がはっきりとしているから、というのともまた違う。なかなか難しい……、色っぽいって。
■女性から見た”美しい女性”とは
色っぽいについて考えていたら、女性を見てうっとりしたことがあるのを思い出した。
その人自身に、ではなく、パーツに見惚れる。
綺麗な胸の形をしている人、おしりがきゅっと上がっていて程よいボリュームの人、長くてスラッとした脚の人……。
綺麗なおっぱいは女性をも魅了するんだ、と一度熱弁を奮って周りの友人たちからは眉を顰(ひそ)められた。いやらしい意味ではなくて……と弁解してみたけれど、理解してもらえなかった。
でも、綺麗な体のパーツというのは、なかなか自然にできるものではないと思う。
10代の頃なら……と思うかもしれないが、それはやっぱり発育途中であり、弾けるような若さが前に出てくるので、美しさよりも先にパワーを感じる。
うっとりするようなパーツを持っている人は、自分の体をよく知っていて、どう手入れをすればいいのか、どう鍛えればいいのかもわかっている大人の女性なのではないか、と思うのだ。
そこまでして作られた体は、一種の芸術のひとつなのではないだろうか(言いすぎかもしれない)。
■色っぽい女性は存在が芸術である
あくまで女性から見て、ということだが「品の良い色っぽさ」というのもまた、若者には出せない代物のような気がする。
自分のすべてを知り尽くしていて、どこを磨けばいいのか、伸ばせばいいのか、どのような動きをすれば美しく見えるのか。ただ動いているだけなのに、その指先の動きまで神経がぴっと行き届いている。
隙があるように見えて、でもつけ込むことはできない。
まさに完璧な女性。高嶺の花、という言葉があるがまさにそんな存在なのではないだろうか。
もちろん、すべての女性がそんなふうになりたいかというと、そうではないと思う。偶然手に入るものでもないだろうし、そこまで到達するのには相当の時間がかかる。
ただ、少しでも近づきたい、という気持ちはある。そんなときに私たちがやるべきことは、まず自分の長所と短所を見つける、という、とても地味で初歩的なことなのかもしれない。
自分の身体的長所を伸ばす、自信が持てる、それでは別の部分も磨いてみよう……と進んでいくような気がする。
あとひとつ、できることがあるとすれば、憧れる色っぽい女性を探すことだろう。意外と憧れの存在を見つけることで、自分のなりたい姿というのも見えてくるのではないだろうか。
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