元彼と復縁したい。風水で運命の人と出会う
今回のテーマは「復縁」。少し前に取引先の社員から「復縁の秘策はないですか?」と相談を受けたときのお話です(実話に基づいているため、プライバシーへの配慮で一部変更してお届けしています)。
■結婚が破断に
A子さん(39歳・不動産会社広報部 課長代理)の話
私は25歳のときに結婚を決めた人がいました。彼は30歳の医師で、合コンがきっかけで付き合うようになります。
彼の実家は地方でクリニックを営んでいて、地元では名家と言われているような人。そんな彼と付き合い始め、結婚を意識するようになったのですが、彼の両親が猛反対。
理由はサラリーマン家庭で育った私とは家柄的に合わないというものでした。
そうは言われても、彼は私との結婚を望んでくれていたので、「きっと彼が両親を説得してくれるに違いない」と信じていました。
しかし、彼は最終的に両親の意向をくみ、私との結婚話は破談に。
結婚できなくなったことはもちろんですが、それ以上に彼が私ではなく、両親を選んだことにショックを受け、あまりの悲しさに会社を何日間も休んだほどでした。
ちなみに彼は、翌年お見合いで結婚。
私の方は、ようやく前向きな気持ちになった頃、友人の紹介で知り合った人とお付き合いを始めました。優しくてて素敵な人だったのですが、気づくと元彼と比べている自分がいました。
「元彼だったらどうしただろう?」
「元彼だったらもっと優しい態度をとってくれるのに」
と、比較ばかりしてしまう私。そして、付き合っている人の良さがだんだん見えなくなり、自然消滅しました。
■元彼からのアプローチ
その後も、何人かと付き合うもののなかなかうまくいかず、気づくと38歳に。
40歳が目前になり、「どうしよう、私は一生結婚できないかもしれない」と気持ちばかりが焦る始末。
ふとしたときに元彼のことが浮かんでは、「もう10年以上も経っているのに、あんなに悲しい別れ方をしたのに、なんでまだ元彼のことが気になるんだろう。もしかすると彼が私の運命の人だったのかも」
と、思いを巡らせていました。
そんなとき彼が離婚したことを人づてに聞きました。
「彼が離婚……もしかしたら復縁できるのでは? いや、あり得ない」
そんなことを思っていた矢先、なんと彼からSNSで友だち申請が!
「このタイミングで連絡が来るなんて、これは運命だわ! やっぱり彼が運命の人なんだわ!」と、天にも昇る心地に。こうして元彼と再びつながることができました。
そして、「絶対に彼とうまくいきたい、絶対に成就させたい」という確固たる強い意思が湧き、藁にもすがる思いで風水師の田中道明先生に相談をしたのです。
■運命の人と結ばれる風水
私の勤務先である不動産会社に出入りする風水師の田中先生に、「元彼とよりを戻したいんです。必ず復縁したいんです。成功させるための風水を教えてください」と、お願いをしました。
「では、赤い糸でつながった運命の人と結ばれる風水を教えますね」
私が生年月日を答えると、「寝室の東にうさぎの置物を飾ってください」。田中先生はそう言いました。
■再びの別れ
元彼とは時々会っては食事をしたり、他愛もない話をしたりして、それなりに楽しい時間を過ごしていました。
もちろん心の中では、「絶対にこの人とよりを戻す」と思いながら。
田中先生に教わった風水を実践し、1カ月が過ぎたころでした。元彼から「君とはもう会わない。君とはやっぱり元には戻れない」と、別れの言葉を告げられました。
「え、風水もしたのになんで!? こんなのおかしい!」
と、悲しさよりも何よりも風水、そして教えてくれた田中先生への怒りが溢れてきました。
「先生、違うじゃないですか! 復縁できる風水、運命の人と結ばれる風水をしていたのになんで別れなくちゃならないんですか。どうしてくれるんですか!」
と、泣き叫びながらクレームの電話を入れていました。田中先生は反論もせず、ただただ私の話しを聴くだけでした。
復縁どころか、別れることになるなんて……。想像もしていなかった展開に、私は毎日泣き続けていました。「もうダメだ、何も信じられない。私なんて……」と、自己否定をしてはまた泣いての繰り返し。
そんな状態が1週間以上も続き、あまりにも体がきつくなり、いつも通っている整体に行くことに。
■運命の人と出会う
「A子さん、何かあったんですか。体が固く冷えていますよ。悲しいことでもあったんですか」
整体の先生に言われた途端、号泣です。そして元彼とのこれまでのことを一気に話しました。すると、じっと聞いていた先生が突然、私をギュッと抱きしめて言ったんです。
「俺が幸せにしてやる」
50代後半、顔はハンサムではないけどよく見るとかわいい。体形はプロレスラー。今まで一度も恋愛感情を持ったこともない中での突然の告白。不思議と何の抵抗もなく、先生の気持ちを受け入れていました。
その後、交際をスタートし、3カ月後に結婚。あまりの展開の早さに自分でも驚いたほどです。元彼とは復縁できなかったけれど、違うご縁が待っていたのです。
今は彼と穏やかで楽しい毎日を過ごしています。
私は元彼を運命の人と思っていました。だからこそ、「運命の人と結ばれる風水をしたのに元彼と別れることになるなんて」と思っていたわけです。でも違いました。
運命の人は元彼ではなく、今の夫だったのだなと。
私が勝手に元彼を運命の人と決めていただけで、本当はそうではなかった。「運命の人と結ばれる風水」で私の人生は大きく変わりました。
運命の人と結ばれる風水術「ピーチブロッサムの法則」とは
運命の人と出会う、赤い糸の相手と結ばれるための風水術「ピーチブロッサム」はとても簡単で、自分の干支に合った動物の置物を寝室の特定の方位に飾るというものです。
干支と置物、方位を表にまとめておきました。
日本でもそうでしたが、昔は女性が自分で結婚相手を選ぶということはほとんどありませんでした。親や首長のような人が相手を決めていたのです。だからこそ、当時の中国の宮廷の女性たちは良い結婚相手が割り当てられるよう、必死に願いながらこの風水術をしたそうです。
このことは中国の古典「Hung Tuo Hua Wen(The Red Peach Blossom)」の最終章に書かれています。
私たち現代人は結婚相手を自分で選べますから、それだけでも本当に幸せですね。
皆さんの成功を祈っています。