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成分表はこう見る! 美髪を目指す人向けシャンプーの選び方

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大人世代の美髪作りに欠かせないシャンプー。そもそも美髪を引き出すのは日々のスカルプケアとヘアケアの両方です。バスタイムでのケアの基本となるシャンプー選びを、シャンプーの種類から成分表の見方まで、美髪のプロといえる美容師が詳しく解説します。

成分表はこう見る! 美髪を目指す人向けシャンプーの選び方

美髪になりたいなら、ヘアケアとスキャルプケアが欠かせません。その基本となるのがシャンプーですが、世の中には1000種類を超える、たくさんのシャンプーが市販されています。その中から自身に合った商品を選び出すのはとても大変……。

そこで今回は、美髪を作るシャンプーの選び方についてお伝えします。

■大人世代のシャンプーケア

最初にお伝えしたいのは、「良いシャンプーは、洗浄力の高いシャンプーとイコールではない」ということです。

頭皮や髪には適度な油分が必要です。油分が不足すると内側の水分が失われ、乾燥の原因に……。洗浄力が強すぎると、頭皮や髪に本来必要な油分まで洗い流してしまい、ダメージの原因になるのです。

日常の汚れの70〜80%は、お湯で洗い流すだけで十分に落ちます。残りの20〜30%も、しっかり泡立てたシャンプーの泡がついただけでほぼ落ちています。

泡立てた後、強くこする必要はないですし、そもそもシャンプーに強力な洗浄能力は不要なのです。では、洗浄力が重要ではないのなら、「良いシャンプー」の定義とはなんなのか。

それは「やさしいこと」です。頭皮にやさしいこと、ダメージした髪にやさしいこと、お財布にやさしいこと……。

数ある中から、「あなたにとって」の最もやさしいシャンプーを見つける必要があります。

まずはシャンプーの特徴を知りましょう。

シャンプーは3種類に分かれる

シャンプーは大きく分けて以下の3種類があります。

1.高級アルコール系シャンプー
2.石鹸系シャンプー
3.アミノ酸系シャンプー

一つひとつ、特徴はまったく異なります。

高級アルコール系シャンプー

現在市販されている約9割はこの「高級アルコール系シャンプー」に分類されます。

高級といっても値段が高いわけではなく、分子構造に炭素数が多いものを高級アルコールと呼んでいます。値段はどちらかといえば安価なものが多いと思います。

界面活性剤と呼ばれる洗浄成分が多く含まれ、泡立ちが良いのも特徴です。

価格が安価なため、髪にツヤを出す成分やきしみを出さないシリコン系の成分、いい匂いのための香料などをたっぷり使いやすく、キャッチーな商品を作りやすいのが特徴です。

ただ、洗浄力と含有添加物の影響で、肌が弱い方や薄毛の不安がある方にはおすすめしにくいです。

石鹸系シャンプー

基本的に無添加で天然素材を原料としているものが多く、安全性が謳われているシャンプーです。洗浄力が強く、洗い上がりはすっきりとしたものが多いです。

頭皮のベタつきがきになる方やアレルギーなどが心配な方にも比較的安心なタイプ。ただ、高級アルコール系シャンプー同様、洗浄力は比較的高く、皮脂を取りすぎてしまう傾向にあります。

そして、石鹸系シャンプーは中性からアルカリ性です。人の肌や髪は弱酸性なので、アルカリ性は少し刺激が強く、特に髪にとってはキューティクルがひらいてしまうため、弱酸性のリンスで中和してあげる必要があります。

アミノ酸系シャンプー

最近流行のアミノ酸系シャンプー。美容室で使われているシャンプーの多くはこれです。

肌への刺激が弱く、頭皮にやさしいといえます。洗浄力がそこまで高いわけではないので、皮脂分泌が多く根元がベタついてふんわりしにくい髪質の方などには不向きかもしれません。

一般的に洗浄力がマイルドというのはプラスなことです。皮脂を取りすぎないため、頭皮の乾燥を防いでくれますし、カラーリングやパーマなどのダメージヘアにもやさしい洗い上がりに。

ただし、アミノ酸系シャンプーは一般的に高価です。保湿成分や髪のダメージを補修する成分などを含有しているものが多く、安価な高級アルコールシャンプーと比較すると、ランニングコストが良いとはいえないのが難点です。

■美髪を作る良いシャンプーの見分け方

ではここで、3種類のシャンプーの見分け方を説明します。

まず、シャンプーの成分の50〜70%が水です。意外でしょうか?

30〜40%程度が主な洗浄剤である「界面活性剤」。残りの10〜20%が指どおりをなめらかにするものだったり、いい匂いのする香料だったり、防腐剤だったり、pHの調整剤だったりと添加物に当たるものです。

つまり、最も大切なのが30〜40%に及ぶ「界面活性剤」というものになります。この界面活性剤によってシャンプーの分類が決まるのです。

成分表には量が多い順に記載がされるため、ほとんどのシャンプーで一番初めに「水」と記載されているかと思います。

注目すべきは、2〜5番目くらいまでの成分です。

その中から以下の文言を見つけてください。市販のシャンプーのほとんどには、いずれかが含まれています。

1.高級アルコール系シャンプー
ラウレス〇〇
ラウリル〇〇
スルホン〇〇

2.石鹸系シャンプー
〇〇石鹸素地
脂肪酸〇〇

3.アミノ酸系シャンプー
ココイル〇〇
ラウロイル〇〇

成分表を見ると、これらのいずれかが含まれているはず。それによってシャンプーの分類が決まります。

私が推奨するのは「アミノ酸系シャンプー」です。美髪に欠かせない頭皮に潤いを与える成分や髪のダメージ補修成分が含まれるのもこの種類になります。

ただ、価格やアレルギーなど優先事項は人それぞれ。シャンプーを選ぶ基準として、頭の片隅に知識として置いていただけたら嬉しいです。

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荒木 隆広

美容師。神奈川県生まれ。表参道NORAのマネージャーとしてサロンワークを行う傍、各種雑誌のヘアメイクやセミナー講師も行っている。

ゲスト一人一人の個性とライフスタイルに合わせたヘアスタイル提案、豊富な薬剤知識と経験、確かなカット技術で幅広い年齢層から支持を持つ似合わせ術の達人。

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