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バストの下垂、原因は加齢だけじゃなかった!

バストの下垂は歳を重ねると自然と起きてしまうこと、避けられないこと、と諦めないで。バストの下垂は日々の細かい努力で防ぐことができます。バストの下垂を予防し、何歳になっても美しいバストを保つ習慣をご紹介します。

バストの下垂、原因は加齢だけじゃなかった!

年齢を重ねるのに伴い、下垂していくバスト。「まだ大丈夫」と何の対策もしなければ、下垂は急激に進んでいき、形を崩してしまうことに。

今は「まだ大丈夫」かもしれませんが、気づいたときには手遅れだった……とならないよう、今回はバストの下垂を防ぐ対策をお伝えします。

■バストが下垂する過程

バストの下垂はデコルテやバスト上部の削げから始まります。削げた上部の重みがバストの下垂を進め、最終的にハの字に広がり、バストの肉が背中やお腹の方に流れていく。

痩せたわけではないにもかかわらず、デコルテが骨ばってきたなと感じたり、バージスラインがぼやけてきたり、バストが外に開いて乳輪が外向きの楕円形に下がって見えたりする場合は、バストの下垂が進んでいると考えられます。

理想は服を脱いでも丸みと高さがあり輪郭がはっきりしているバスト。どうにか下垂を食い止めたいものですね。

ここからはバストが下垂する原因を考えてみましょう。

■加齢とバストの下垂の関係

バストの発育や衰退など、女性の体の変化に大きく関係するのは「女性ホルモン」。

バストの発育は20歳前後がピークで、20代半ばまでは女性ホルモン「エストロゲン」が盛んに分泌され、乳腺が発達することで、バスト自体にもハリ、弾力があります。

とくに妊娠・出産時には、女性ホルモンは通常の数十倍も分泌され、急激に乳腺が発達したり、バストが発育がしたりと、ホルモンバランスの変化が激しい時期。

しかし、年齢を重ねるにつれて徐々に分泌量が減り、バストのハリや弾力が失われてしまいます。

ハリや弾力を失ったバストが重力に負けて、下垂を進行させてしまうと考えられます。

■バストの下垂、原因は加齢だけじゃない

ホルモンの働きによる体の変化は大きいですが、バストが下垂する原因は、加齢によってホルモンの分泌量が減ることだけではありません。

・重力
・姿勢の悪さ
・筋肉の衰弱
・ クーパー靭帯の断裂や伸長
・急激な体重の増減

これらの身近な習慣・行動が原因で、下垂を進行させていることが考えられます。

猫背・前傾姿勢と呼ばれる姿勢の悪さや、家でのノーブラ状態、運動時などのブラトップ使用など、バストを支える機能がない状態での日常の過ごし方も原因として挙げられます。

また、無理なダイエットや急激な体重増加も、ホルモンバランスの乱れの原因となり、バストにとっては悪影響です。

■バストの下垂、進行を防ぐポイント

クーバー靭帯を守る

クーパー靭帯はコラーゲンの束でできたゴムのような靭帯で、バストを引き上げる役割を担っています。

しかし、クーパー靭帯は一度伸び切ってしまったり、切れてしまうと修復することはできません。切れてしまっても一切痛みは感じないため、気づいたときには遅かった……なんてことも。

ノーブラ・ブラトップは控え、寝るときはナイトブラを着けるなど、バストを極力揺らさないように、しっかり支えてあげましょう。

良質な睡眠を確保する

エストロゲンの分泌量は減少しても、生産する機能がなくなるわけではありません。

30代以降は「睡眠時」にとくに多くホルモンが分泌されるため、できる限り質の良い睡眠を確保しましょう。

大胸筋を鍛える

大胸筋はバストの土台。この筋肉がたるんでしまうと、クーパー靭帯が伸びてしまうのと同様、バストが垂れてしまいます。

一方、大胸筋が鍛えられると、バストが上に持ち上げられ、きれいな形のバストを維持することができます。

姿勢を正す

美しい姿勢は「美の基本」です。

猫背や前傾姿勢と呼ばれる姿勢はリンパの流れを滞らせ、バストに栄養が行き渡らず、ハリや弾力をなくしてしまいます。

また、バストの土台である大胸筋も衰え、支える機能が弱くなり、下垂の進行を早めることにもつながります。

パソコンやスマホの作業時の姿勢を見直すなど、常日頃から「美姿勢」を意識することで、バストアップはもちろん、スタイルアップや年齢を重ねて起きる顔の悩みなど、いろいろな悩みに効果が期待できます。

ブラジャーを見直す

バストの脂肪はもともと流動性が高く、さらに30〜40代以降のバストは脂肪が柔らかくなります。

バストの脂肪には形状記憶細胞が存在するため、体に合ったブラジャーを身に着け、脂肪をカップの中へこまめに収めることを習慣づけましょう。

ブラでバストをしっかり支えることで下垂の進行を防ぎ、いくつになってもきれいな形のバストを維持できるはず。

■バストの位置を意識して

最初のコラムでお伝えしたように、バストトップの高さは肩から肘までの2分の1、ちょうど真ん中より上にバストトップがあると、スタイルも美しく見えます。

さらに、肩から肘までの3分の1より上にバストトップがあると、より若々しく見えます。

美バストの作り方

肩ひものストラップが「購入時のままで、調整をしたことがない」という方も少なくありません。

ブラを身に着けているときは、常にバストの高さを意識して、ストラップをこまめに調整してください。

■バストの下垂は日々の小さな努力で防げる

人は年齢を重ねていくもの。ホルモンバランスの変化や筋力の衰えは、受け入れなければならないことかもしれません。

しかし、年齢を重ねてもきちんと意識してケアすれば、バストの下垂を最小限まで防ぎ、美バストを手に入れることができます。

「仕方ない」と諦めたり、「まだ大丈夫」と目を背けるより、今のご自身と向き合い、素敵に年齢を重ねたいですね。

5年後、10年後も変わらず、人生を思いっきり楽しんでください!

中野 ゆうこ

大阪・心斎橋の小顔と美ボディを叶える美容矯正サロン「petit」オーナー。【いくつになってもオンナを楽しむ】をテーマに、オリジナルメソッド「極乳♡リアルマーメイドトリートメント」を考案。乳を極め美を導く「オッパニスト」として...

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