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フランス女性の髪型はなぜ無造作なのに素敵なのか 2/2


■30~50代、フランス女性それぞれの髪型

30~50代、フランス女性それぞれの髪型

もう少し上の世代の、30~40代のフランス女性はゆるやかなウェービーヘアというのが私の印象。髪の長さはセミロングやボブで、ダウンスタイルやシンプルに束ねている姿をよく見かけます。

私がよく訪れるビストロのマダムはやわらかなウェービーヘア。夏はゴムやヘアクリップでルーズにまとめておりアンニュイな雰囲気です。もちろんアクセサリーはシックな色が定番。

作り方のポイントはコテで髪を巻いた後、ワックスをつけてマットな質感を出すのだそう。そうするとクリップひとつでこなれたまとめ髪が完成。髪をコテで巻くのが苦手な方は、ゆるくパーマをかけてもいいですね。

さらに50代女性はショートヘアのイメージ。前髪はかきあげたようにセットされているなど、上品さが漂います。また眼鏡をかけることで知的っぽさを演出できます。

30~50代、フランス女性それぞれの髪型

そして最後はフランスのおばあちゃん。ショートヘアでふんわりパーマをかけていることが多く、気品が漂います。いつもキレイにセットされているので、カーラーやブラシを使用しているのでしょう。

また、決して女性っぽさを忘れていない装いにも注目。そうフランス女性の「エレガンス」は永遠なのです。

■フランス女性は髪型に自分らしさのエッセンスも加えている

自分自身と髪型のバランスも重要

このようにフランス女性の髪型に着目してみると、それぞれの年代に相応しいスタイルがあるのだと気づかせてくれます。そしてそれは彼女たちをより魅力的に映しているはず。

しかし同時にいえるのは――髪型は服とのバランスが大切だけど、自分自身とのバランスも重要だということ。作り方や見せ方だけでなく、「自分らしさ」というエッセンスを加えることも、忘れずにいたいものですね。

Text/KUMICO
※この記事は2017年5月12日に公開されたものです

KUMICO

仏ブランド勤務を経て、ライターに転身。2007年より「暮らすように旅するパリ」をテーマに、フランス各地を訪れる。雑誌GINGERのWEBメディア「GINGER web」や「michill」にて、食やファッションに関するコラム...

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