喧嘩別れを繰り返してしまう男性。その特徴として「自分に自信がない」という心理があります。つい相手を攻撃してしまい、取り返しのつかない状態に進んでしまってからやっと後悔するのですが、また同じことをしてしまう。そんな男性と喧嘩別れしないためには「違う部分があってもいいんだよ」という自信を持たせることが大切です。
復縁が目的? 喧嘩別れの後、音信不通だった相手から謝罪の連絡
喧嘩別れをしてそのまま何カ月も音信不通だったのに、ある日いきなり「謝罪」のメールがくる。こんな場合、ほとんどが復縁目的です。今さら何? と思うかもしれませんが男性の場合、別れの痛みは遅れてやってきます。もし復縁を考えるなら、すぐの返信は控えること。謝りたい気持ちをストレートにぶつけてくる裏側が隠された男性心理とは?
■男女で違う「喧嘩別れ」の意味
ついカッとなってキツい言葉を吐いてしまった。「もういい」という捨て台詞のあと、そのまま疎遠になり、いつしか音信不通の状態に。そんな「喧嘩別れ」は、多くの男女が経験することかもしれません。
冷静に話し合って終わりを受け入れる別れと違い、喧嘩別れはお互いが感情的になっているのでまず素直になることが難しくなります。まぶたには嫌悪感を浮かべた相手の顔がチラついて、それだけで怒りと悲しみが何度も復活し、連絡も取りたくないし、会いたくもない。
お互いがそんなふうに思っているので、どんどん時間だけが経っていきます。女性の場合、1カ月などある程度の時間が過ぎると「喧嘩別れ」を「本当の別れ」と受け入れて気持ちを切り替えていきます。ですが、男性の場合は「本当の別れ」になるまで女性の倍以上の時間がかかることがほとんどです。
最初は「別れてせいせいした!」と自分の行動を正当化します。これは、プライドが傷つけられた分、怒りが女性より深いせいもあります。怒りが収まってくると「ひとりも気楽でいいじゃん」など自分の時間を楽しもうとしますが、次第に「本当にこれで良かったのか?」という不安が湧いてきます。
ここまでで、数カ月の時間を要します。女性よりずっと遅れて「別れてひとりになった自分」を振り返ることになるのですね。
■音信不通だった期間に起きたプライドと本音の板挟み
「え、彼女から連絡もないし、どうなってるんだろう?」という焦りを感じ始めると同時に、改めて自分のしたことを冷静に思い出せるのがこの頃です。本当に別れてしまったのか。彼女はどうしているのか。あのとき自分はなんてひどいことを口走ったんだろう。……怒ってるかなぁ。
彼女からずっと連絡もないし、様子もわからない場合、まず気になるのが「いま自分のことをどう思っているか」。自分は完全に別れたつもりはないけれど、彼女はもうほかの男性と付き合っていたりするのかと、いろんなことを想像します。
連絡したい気持ちが湧いてくるのですが、ここでまたプライドが邪魔します。喧嘩したのはお互い様だ、どうしてこちらから連絡しなくちゃいけないのか。要は、「喧嘩別れして疎遠になった彼女にこちらから連絡するのがしゃくにさわる」状態なのですね。
一方で、もしメールやLINEをしても無視されたらどうしよう、という不安もあります。完全に受け止めてもらえるという確信が持てないので、万が一こちらから連絡して返事がなかった場合、恥をかくのも嫌だし、傷つくのも怖いのですね。でも、本音は彼女に連絡したいと思っています。切実に。
喧嘩しただけなんだから、まだ自分のことを好きなはず、と願う一方で、あんな傷つけ方をしたんだからもう忘れたかもしれない。いや、嫌われているかも。そんな恐怖でがんじがらめになるのが男性です。ほかの女性と遊んでみたりする人もいますが、多くの男性は脳裏の隅に彼女の姿が残っています。傷つけたままで離れたことの情けなさと、彼女への恋心で苦しい。でも連絡するのは怖い。
この、「プライドと本音の板挟み」で苦しむ時間が続くことで、音信不通になっている間も彼女のことを忘れることはありません。