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疲れた夜に読んでほしい「手紙」を書きました

疲れた夜、とくに、ぐったりと疲れきってしまった夜は、もう何をする気にもなれなくて。ため息を吐いたり、服を着たままベッドに転がってしまったり。疲れたときの対処法はいろいろあっても、それらを試す気力すらわいてこない。そんな夜に読んでほしい「手紙」を書きました。ゆっくりと封をあけてみてくださいね。

疲れた夜に読んでほしい「手紙」を書きました

こんばんは。
今日は、どんな一日を過ごしましたか?

慌ただしく走り回っていた。忙しくて気付いたら日が暮れていた。
きっと、あなたの「今日」を思いっきり、がんばっていたんじゃないかなって。

だから、今夜は、ふうっと息を吐いて。
肩の力をゆるりと抜いて。
あなたもわたしも、お疲れさまでした。

これまで、わたしは「疲れたときの対処法」をいくつか書いてきました。

疲れたときは心がときめくものを食べようね、自信をくれる人に会おうね、これまでの過去を振り返ってみようね。そうやって疲れから抜け出す方法をいろいろと。

過去を振り返って自信に変えることは、疲れたときの対処法になる

https://p-dress.jp/articles/3296

疲れたときの対処法を知りたい人へ――。前を向いて一歩ずつ進みながらがんばっている。そうして未来に向かう途中で「過去」を振り返ってみるのはどうだろう。今の自分がいるのも、明日の自分をつくるのも、これまでの積み重ねだから。がんばるあなたに自信を贈るショートストーリーです。

でもね、正直、そんな「対処法」がちっとも役に立たないときだってありますよね。

たとえば、どうしたって元気が出ない疲れきった夜。そんなときに、この手紙をこっそりと読んでほしいのです。本音が書いてあるので、あなたひとりで、どうかこっそりと。

■人にやさしくできないよね

ずっしりと疲れてしまうと、どうしても自分勝手になってしまいませんか。

やさしくしたい人がいるのに、つらく当たってしまう。どうしてわかってくれないの、わたしはこんなに、こんなにも努力しているのに。もっとちゃんと見ていて。励まして。そうしてぶつけるのは自分の願いばかり。

ほんとは、ありがとうって伝えたい。
ほんとはもっと、やさしくしたいのに。

支えられているってわかっているのに、ひとりで戦ってきた気になってしまって。ひとりですべてを乗り越えたつもりになって。たくさん助けられて、ここまでやってこられたのに。

この疲れた夜を越えたら、うんと反省して自分の弱さにも向き合えるけれど。疲れた夜は、人にやさしくできない、身勝手な自分がいませんか。

■とげとげしくなってしまうよね

たまたま目にとまった友人のFacebook。
疲れた夜は見なければいいのに、こんな夜に限って見てしまう。

「結婚しました」という報告。わたしもあの彼と続いていたら。もっといい人がいれば。
そもそも【ご報告】っていうタイトル、浮かれすぎじゃないかなぁ。

「昇進しました」。わたしも今と違う仕事をしていたら。「ハワイトリップ! バカンス最高! ハッピー!」って、カタカナ並べすぎ。

たらればとグチが混ざり合う。
……ああ、わたし、最悪。

疲れをとりたいのに、自分で自分自身をさらに疲れさせてしまって。

でもね、うらやましくなったり、妬んだり、ひがんだり、卑屈になってしまったり。感情がぐるぐるとしてしまう。そんなどうしようもないときだって、ありませんか。

■素直になれないよね

疲れをとるための方法は、検索するとあふれるほど見つかりますよね。
効き目のありそうなものだっていくつも。

でも、疲れきった夜は「やってみようかな」って思う気力も余裕もなくて、試すことなんてできない、なんて人も多いのかなって。

「飲みに行こう!」っていうお誘いも。
「がんばってるね」っていう励ましも。

全部が全部、うるさく聞こえてしまって。周りを受け入れるスペースがもうなくなっちゃって。

ぶっきらぼうに、突っぱねちゃうんです。ごめんねってどこかでは思っているのに、態度にうまく表せられなくて。そんなふうに、素直になれないときがありませんか。

わたしも、あります。明るくて強く見える友人も「自分が情けなくなるときがある」と言っていました。とても驚きました。いつも、自信たっぷりに見える彼女だから。

でも、どんな人も、きっと同じなんだなぁって。ちゃんとできないときや、疲れきった夜は、みんな一緒。

明日が来なければいいのにと祈るように眠りにつく夜も、あなたひとりで抱えないでくださいね。
そういうときがあって、ちょっと泣いたり、揺らぐ心と向き合ったりしながら、わたしたちは進んでいくみたいです。

ゆっくりと乗り越えて、また笑うことができたら、それでいいんじゃないかなって思うんです。

あなたの疲れた夜には、
あなた自身が、やさしく寄り添ってほしい。

そんな願いをこめて、手紙を書きました。

届いていたらうれしいです。
あなたの心に、届いていたら。

あやか

ライター/物書き

1988年生まれ。 「仕事」「生き方」についてよく書きます。 言葉をつむぐことで、日々の温度をすこしあげられたら。 空を眺めることとお散歩が好き。

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