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私の人生が好転したきっかけ(2)足りないものに意識を向けるのをやめた

人生が好転したきっかけは、5つの「やめる」を実践したこと。ふたつめは、自分に不足しているものに目を向けるのをやめたこと。他人と比べて羨んでも仕方がない。あるものに目を向けて感謝して、足りないもののことを考えるのをやめるのです。

私の人生が好転したきっかけ(2)足りないものに意識を向けるのをやめた

普通の主婦である私が、一体どのようにして、人生が好転したと感じることができたのか? そして、今現在も楽しい人生を送ることができているのか?

それは、5つの「やめる」を実践することだと、前回のコラム「私の人生が好転したきっかけ(1)パートナーを批判するのをやめた」でお話しました。今回はふたつめのきっかけについて、綴っていきます。

↓ 前回の記事はこちら ↓
「私の人生が好転したきっかけ(1)パートナーを批判するのをやめた」
あるものに目を向ける

■「自分に足りていないもの」ばかり見ていませんか?

私の人生が好転したふたつめのきっかけは、自分に足りていないものばかり見ている……と意識し始めたことでした。「自分に足りていないもの」「他人は持ってるけど、自分は持っていないもの」、これらはきっと、探せば皆さんにもあるはず。

わかりやすく物質的なことでいうと、ブランドものの靴やバッグ、ジュエリーなど。持ち家やマンション、車などの高額なもの。これらを他人と比べて自分が多く持っているか否か。持っていればその価格は、自分のと比べてどうであるか、など。

人もそう。家族構成やパートナー、子供の有無。パートナーの収入、子供が優秀であるかどうか。勤めている会社、通っている学校はどこか、など。外見についても他人と比べてああだこうだ、と考えてしまうことはあるでしょう。あの人よりスリムだ・太っている、見た目が整っている・いない、目が大きい・小さい、肌が白い……など、数えあげればキリがなく、際限なく出てきてしまうもの。

■足りないもの探しはエンドレスゲーム

自分に足りないものは、探せば探すほど、いくらでも出てきます。これは、いわばエンドレスゲームのようなもの。

そして、それを探し求めて意識している間は、幸福を感じる人生にたどり着くのは難しい。なぜなら、足りない、持っていないと思っていることと、幸せでないことを結びつけているからです。

「◯◯がないから私は不幸」「◯◯があればもっと幸せなはずなに」というように、「自分が幸せでないのは◯◯を持っていないことが原因だ」と決めつけているからです。

■持っているから幸せ、とは限らない

このような考えを持つようになったのは、育った環境による影響が大きいと思います。わたしたちは幼い頃から、両親や学校の教えやマスコミの情報により、いろいろ価値観に触れながら育ってきました。

今わたしたちが持っている価値観の多くは、周囲の環境からもたらされたものであるにも関わらず、それを自分の考えだと思い込んでいることが多いのです。

親がお金に苦労していたから、お金があれば幸せになれると思った。学校が学歴を重視していたから、大学卒業後に有名な会社に入れば人生は順風満帆だと思った。結婚した友人が幸せそうにしてるから、自分も結婚すれば同じようになれると思った。

よくある考え方だと思いませんか? しかし、これらには何の因果関係もなく、決してイコールにはならないとまず理解しましょう。

上記は一例ですが、各々が今までの人生で抱えてきた、こういった方程式のイコールを外していくと、幸福を感じる感度がぐっと上がります。

■幸福を感じる感度が上がれば、人生も好転していく

幸福を感じる感度を上げる方法は、もう1つあります。

それは、自分が今すでに持っているもの、自分に備わっているものを数えてみて、あるものに目を向けてみること。

あるものに目を向けてみる

たとえば、日本人であるならば、日本国籍があること。この安全で豊かな国に住居を構えて住めることが、まず第一にありがたいことなのです。

自由に動ける健康な身体があるなら、そこにだって十分な感謝の気持ちを注げるはず。ごはんの美味しさがわかるのも健康であってこそ。子供は元気で、夫は毎日ちゃんと会社に行ってくれる。それだって本当は恵まれたことなのです。

このように、普段の生活では「あたりまえ」として見逃してしまうようなことから、持っているものや自分に備わっているものをじっくりと数え上げてみてください。そして、できることなら、それらに対して感謝の気持ちを持ってみる。それを意識して続けていくと、あるときふと、自分の変化に気づく日がきます。

自分がいかに幸せであるかが、徐々に実感できるようになり、周囲に対して感謝する機会が増えていく。そうすると、不思議なことにそれに従って人生も好転していくのです。

■人生好転のきっかけふたつめは、足りないものに意識を向けるのをやめること

私の人生が好転したふたつめのきっかけ「やめる」は、自分に足りていないものに意識を向けることをやめること、でした。今のあなたがすでに持っているものは何でしょうか? 数えて感謝することから始めてみてください。

※この記事は2017年2月28日に公開されたものです

バニー

元バックパッカー。現在はフリーランス。夫・息子と暮らす一般家庭の妻をやっているにも関わらず、溢れる冒険心はとどまることなく溢れるばかり。世界各国の美しいもの・美味しいものに出会うため、世界一周旅行の実現をめざして挑戦中の日々...

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