吉祥寺のレトロな５つの喫茶店でおいしい時間を

宮沢賢治の詩集がネーミングの由来という「ゆりあぺむぺる」。クラシカルで可愛いらしい外観の老舗喫茶店の重い扉を開けると、アールヌーボーのランプやアンティーク調のレジスター、ゴツゴツ感のある壁面のレンガ、艶のある家具などシックで落ち着いた雰囲気になっています。

コーヒーにレモンを絞るメキシコが発祥の「リフレスコ・デ・カフェ」、サクランボのリキュールと生クリームの入った「スイスコーヒー」、クローブやシナモンなどのスパイスが入った「スパイスコーヒー」など、他ではなかなかお目にかかることのないアレンジ・コーヒーが多いのも魅力的です。

ゆりあぺむぺるの詳細

◆営業時間：11:30～23:45（閉店24:00）
◆住所：東京都武蔵野市吉祥寺南町１-１-６
◆交通：南口徒歩2分
◆喫煙：全面喫煙可
◆創業：1976年

くぐつ草

冒険心をくすぐるというと大げさですが、地下へとつながる階段、デコボコした土色の壁とカマボコ型の天井がまるで洞窟のような喫茶店「くぐつ草」。

カレー屋さんの宝庫である吉祥寺で屈指の人気を誇る「くぐつ草カレー」が有名で、カレー目当てのお客さんもいるとか。レーズンをまぶしたライスに、香味スパイスの効いた欧風カレーです。

ブレンドコーヒーにもこだわりがあり、良質のコーヒー豆を２年以上自然乾燥させ、熟成したものを使用しているそう。本当に濃厚な珈琲を飲みたいときにおすすめです。喫茶店では珍しく、カレーのテイクアウトも行っています。

くぐつ草の詳細

◆営業時間：10:00～22:00
◆住所：東京都武蔵野市吉祥寺本町1-7-7 島田ビル　Ｂ１Ｆ
◆交通：北口徒歩3分
◆喫煙：全面喫煙可
◆創業：1979年

多奈加亭本店

スイーツの競合が多い吉祥寺で、ケーキがおいしいお店として名前のあがる古参の紅茶専門店「多奈加亭」。一番人気は3層仕立てのレモンパイ。

紅茶専門店というだけあって、紅茶のメニューの充実度はもちろんのこと、紅茶と一緒に砂時計を出してくれるほか、ミルクをあたためてくれるなど紅茶にうるさい人も満足すること間違いなしです。

カウンターには、マイセンやミントン、ウェッジウッドなどのティーカップが壁一面に並び、その中から都度選んで出してもらえるので、行くたびに出されるカップが変わるのも楽しみのひとつです。
ケーキのほか、パン、焼き菓子のテイクアウトも可能。

多奈加亭本店の詳細

◆営業時間：
月～木 11:00～20:00　L.O.19:30
金・土・日・祝 11:00～21:00　L.O.20:30
◆住所：東京都武蔵野市吉祥寺本町２-13-4
◆交通：北口徒歩5分
◆喫煙：一部禁煙：店内テーブル12席分のみ17時以降喫煙可。その他は禁煙。
◆創業：1977年

喫茶ロゼ

2011年にこの場所に移転してきたばかりですが、店内は昔ながらの年季の入った“ザ・喫茶店”。
「喫茶ロゼ」はレストラン出身のマスターが手がける老舗喫茶店で、食事のメニューが豊富です。自家製ハンバーグをはじめ、ナポリタン、オムライス、ピラフ、ミートソースなどまさに昭和の喫茶店のランチの定番メニューが並びます。所詮は“喫茶店メニュー”と侮ってはいけません。
食後には丁寧にハンドドリップされたコーヒーがおすすめです。このほか、クリームソーダーなどの喫茶店ドリンクの王道メニューもあります。

喫茶ロゼの詳細

◆営業時間：11：00～21：00

◆住所：東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-1 2Ｆ

◆交通：西口徒歩6分

◆喫煙：全面喫煙可
(店内が狭い為、ランチタイムなど混雑時には禁煙のご協力をお願いしております。)

◆創業：昭和58年（1983年）
※2011年10月【武蔵野市吉祥寺本町1-12-13】より移転しました。

武蔵野珈琲店

多くの珈琲好きに愛されている正統派喫茶店「武蔵野珈琲店」。
おすすめコーヒーは、オリジナルブレンド。季節により空気の湿度が異なったり、産地による豆の収穫時期の違いで鮮度が違ったりするため、季節の変化に合わせ、配合を微妙に変えているというこだわりようです。
さらに、珈琲道を邁進してきマスターがこだわりを持つのが、アイリッシュコーヒー。ウィスキーを使ったカクテルなので、バーで頼むものではというイメージの方もいるかもしれません。高品質の生クリームと、喫茶店の本格的なコーヒーで作られたアイリッシュコーヒーはここでしか味わえない味です。

武蔵野珈琲店