もっと“出会い”を大切に。人との出会いは奇跡。出会った人を大事にすると縁がつながっていく
人との出会いは奇跡であり、過去の出会いを大事に育む人が、新たな縁をつないでいける。「いい出会いがない」「いい出会いがなかった」と思うことがあるなら、既存の人間関係を大事にすることから始めてみて。貴田加野さんによる“ご縁”についてのコラムです。
最近、皆さんには、どんな出会いがありましたか? 飲み会やイベントなどに行くと、たくさんの人と出会うけれど、その場限りの人がほとんどのはず。
人との出会いって、実はとっても奇跡なことだって知っていますか? 宝くじに当選することなんて夢のまた夢で、現実的にはありえない! と思っているけど、「出会い」ってその宝くじに当選するより、もっと奇跡に近い確率なのです。
そう考えると、人との出会いって大事にしないといけない……って思うでしょう?
■人との出会いを大事にする人には、自然とご縁がもたらされる
たくさんの出会いの中で「この人!」と、どこかでお互いのセンサーが反応し、惹かれ合って、ご縁がつながっていく。不思議なのだけれど、お互いのセンサーが反応した人とは、近いうちに絶対会えるようになっている。
「また近いうちにお会いしましょうね」っていうのが、社交辞令なのか本気なのかの違いかな? 「また今度」は本当にまた今度なわけ。一生会わないまた今度(笑)。だから、会いたい人にはすぐに会う日を決めるのが大事。会いたくない人には「また今度……」でいいのかも(笑)。
よく「たくさんの人と知り合いたいです」と言っている人を見かけるけれど、その人は単純に知り合いの人数を増やしたいのかな? 単純に人数を増やすだけなら、いろいろなところに出向き、名刺を配れば簡単に知り合いは増えていく。
でも、出会いは数ではなく、どんな人に出会ったかという質が大切だし、すでに今まで出会った人を大事にしているかどうかも大切なんじゃないかな。今まで会った人たちを大切にしている人は、自然に人から人へのご縁がつながり、たくさんの方に囲まれている。だから、新しい出会いを求める前に、まずは今まで出会った人たちを大切にしているかを考えてみるべきだと思う。