「やりたいことを叶える習慣」が人生を好転させる
単に予定を書き込んでいくだけじゃない。手帳を使って「野心」を一つひとつ叶えていきませんか?
そろそろ来年の手帳を買おうかな、と考えている方も多いのでは? 書店へ行くと手帳コーナーが目立つ時期。そのなかで、わくわくするタイトルの手帳を発見しました。
作家のはあちゅうさんとライフスタイルプロデューサーの村上萌さんが共同制作した『WEEKEND WISH DIARY 週末野心手帳 2017』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)です。
本書はいい意味で一般的な手帳とは一線を画しています。かぎりなく本に近い手帳、と言っても過言ではありません。
■毎月テーマを決めて生きよう
月ごとにテーマが設定されているのもユニークです。12月は「片づける」・1月は「張り切る」・2月は「愛する」・3月は「祝う」・4月は「育てる」・5月は「飛ぶ」・6月は「癒す」・7月は「わくわくする」・8月は「創る」・9月は「備える」・10月は「味わう」・11月は「ふりかえる」。
漠然と過ごすのではなく「今月はこれに集中する!」とテーマを掲げることで、日常生活にメリハリが生まれたり、新たな発見ができたりする予感。
■人生の達人は週末を楽しくプロデュースできる
さて、本書のキーワード「週末野心」について、ふたりはこう言及しています。「1年後でも1か月後でもなく、『この次の週末』に叶えられる野心のこと。次の週末までの1週間を、じわじわと準備にあてれば、叶えるまでの時間にわくわくがどんどん育っていくはず。そうすると、叶える瞬間だけではなく、叶う過程も楽しみ尽くせますよね」(P.6)
1年後や1か月後は「けっこう先」な感じがする。だから、平日がんばれば、すぐにやってくる週末を意識してみる。すこし手を伸ばせばつかめる週末だから、その日がやってくるのを励みにすることで、日々全力で走れるのだと思います。
さらにこう補足します。「人生ってずーっと楽しいことの連続ではなく、ちょっとした楽しみを見つけながら、自分にとっての幸せを確かめていく旅だと思うから、『この次の週末』を楽しくプロデュースできる人は、もう人生の達人と言ってもいいと思うんです」(P.6)
■週末野心を書き出して、叶える方法も一緒に考える
では、一つひとつの野心をどうやって形にしていくのか。萌さんの「野心の叶え方」というコラムが参考になります。
「まずは小さな野心をしっかり育てて、そしてそれを叶えることを癖にしてみてください(中略)今月の野心を書き出します。大切なのは、それを叶える方法も同時に考えること。その予定を、すぐにカレンダーに書き込んでしまいます」(P.9)
やりたいことを「いつかはやりたい」で終わらせないコツは、流行りの「すぐやる」のように、やりたいことをコツコツと叶えていくことではないでしょうか。「叶え癖」をつければ、それが成功体験となり、やりたいことを叶えられる人生が手に入るのだと思います。