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「女性の恥ずかしがる表情、男は大好きですよね」一徹さん×石川智恵さん対談・後編

女性向けAVで活躍する人気男優・通称エロメンの一徹さんと、インポートランジェリーの広報を担当する石川智恵さんが、セックスレス・マンネリについて本音で対談。後編ではさらに話題が広がり、一徹さん流ソフトSMの体験談や、セックスのときの気になる下着事情まで、話が尽きることはありませんでした。

「女性の恥ずかしがる表情、男は大好きですよね」一徹さん×石川智恵さん対談・後編

前編(https://p-dress.jp/articles/2152

石川:一徹さん、SMはお好きですか?

一:SM“ごっこ”は好きかもしれないですね。僕の作品でもソフトSMのシーンは結構すんなり皆さん受け入れていらっしゃいます。たとえば温泉に行って浴衣の帯で縛ったり、ネクタイで目隠ししたり、とかはマンネリにはいいかもしれません。

石:温泉で浴衣の帯で……燃えるかもしれないなぁ。

一:浴衣だったら「別に私がSMをしたくて用意したんじゃなくて、たまたまそこにあったから」っていう言い訳ができるんですよね、女性からしてみれば。男性もプレッシャーを感じずにできるので。

石:先日、新宿二丁目のSMバーでランジェリーのイベントをしたんですけど、そこの女王さまたちに普段どういうプレイをしているのか教えてもらったんですね。そしたらグローブ(手袋)がすごくいいと言うんです。まずM男に歯で咥えて外させて、うまくできなかったら「このヘタクソ!」と罵る。外せたら今度はそれをポンッと投げて「5秒で取ってこい」と。私、そこまではちょっと……と思っちゃいました(笑)。

一:僕はそういうのちょっと好きです。「取ってこい!」って言うのも言われるのも好き。SMの世界大会(*)もあって、そこでは本当に凄まじいことが行われているみたいです。それに比べると、グローブ取ってこい程度ならかわいいかな(笑)。

* 2003年から毎年開催されている隷属趣味と支配趣味、サディズムとマゾヒズム(BDSM)などの愛好家の集会「DomConLA」。

石:そうなんですね、じゃあ今度やってみようかな(笑)。

一:興奮しません? 綺麗な彼女も見たいけど、そうじゃない姿も見たいんです。たとえば女性にサウナスーツを着せて2日間お風呂に入らせないで、翌日夜に会ったときに脱いでもらうんです。

石:えっ、すごいですね!

一:舐め回すように見てから、1日経って汗が発酵したようなすっぱいニオイがする脇の下、そこを嗅ぐのが好きなんですけど、そのときの女性の恥ずかしがっている表情はたまらないですね。

■M男かどうかは、デートの待ち合わせに遅れて確かめる


石:知り合いの男性が、恋人にグレーのピタッとした服を着させて買い物に行かせて、電話でいやらしいことをいろいろ言うと、帰ってきたときにショートパンツが汗ばんで濡れていて、それがたまらないと言ってました(笑)。

一:石川さんのところのランジェリーでも同じことができるかもしれないですね。わざと透けた素材にして……それじゃあ捕まっちゃうか(笑)。でも法に触れなければ何でもありだと思うので、どんどんPRして、性に対する垣根を下げていただきたいと切に思います。

石:貴重なご意見です。グローブはOKなんですよね? 私もやってみようかな、なんて思っちゃいました。男の人ってそういうの引いちゃうのかなと思ってたので。

一:2パターンあると思います。命令されるのが嫌って人もいるだろうし。

石:命令されるのが嫌な人かOKな人かの見分け方はありますか?

一:デートの待ち合わせに遅刻してみればいいんじゃないですか? 待たされるのが嫌な人とか、何かお願いしたときにちょっと嫌な顔をする人は、自分のペースを乱されるのが嫌な人なのかも。僕の知人にも命令されるのが嫌いな男性がいて、その人は時間厳守だし、部屋もすごく綺麗、汚されるのがすごく嫌いみたいです。

石:そういう方いますね。私は苦手です(笑)。

一:自分でコントロールしたいタイプですね。それならあまりSなプレイはおすすめできないかも(笑)。

■そんな気はなかった感がたまらない!? 毛玉のついたパンツに興奮する


石:アラフォー女性と付き合って初めてセックスをするときに、こういう下着を着けていたら嬉しい、とかありますか?

一:僕は二人で仲良く過ごしているときに、“彼女はそういうつもりじゃなかったのに肉体関係に陥ってしまった”というシチュエーションが好きなんですよ。だから用意周到で来られるよりも、パンツに毛玉ができてるとか、洗濯しすぎてタグの文字が薄くなっちゃっているとかの方が、「この子、俺とこういうことになるつもりがなかったのに、なってしまったんだな」って興奮します。

石:そうなんですね、面白い(笑)。

一:わざと毛玉のついた下着は着てこなくていいんですけど(笑)。高級なものや新品でなくても、清潔な下着をつけていればまったく問題ないです。

石:逆に「今日気合い入れてきたな」ってわかるくらい、綺麗な下着だったらどう思いますか?

一:もちろん嬉しいです。嬉しいですけど、あえてそこは“焦らしプレイ”したくなっちゃいます。気合い入れてきたとわかっていても、喜んでいないフリをしてみたり(笑)。それはそれで楽しめると思いますよ。相手を気にしてくれる、その心遣いが素敵ですから。よく「どうやったらエッチがうまくなりますか?」とか「喘ぎ声はどういう声を出したらいいですか?」とか聞かれるんですけど……。

石:そんなこと聞かれるんですか?

一:ありますよ。でもそんなの十人十色じゃないですか。僕と一緒にいる時間を楽しんでもらいたいのに、演技をしている、それがもったいないなと思います。たぶん自信のなさがそうさせていると思うので、本当は男の人がそういう不安を取り除いてあげられるといいんですけどね。でも方法は何でもいいんですよ。自分磨きの一つとして、セクシーな下着をつけて、彼との時間を楽しめられるようになれば、それが一番いい。でも。シルクとサテンの違いがわからなくても、「雑に扱わないでよ、もう!」くらいで済ませてもらえるとありがたいです(笑)。



構成=芳賀直美

一徹さん
業界初のメーカー専属AV男優として、女性向けAVメーカー「SILKLABO」で活動中。人気エロメンとして、TV・ラジオ・雑誌・イベント等出演中。

ブログ:http://blog.livedoor.jp/silk_ittetsu/
Twitter:https://twitter.com/ittetsu_silk

石川智恵さん
日本初となるポーランドランジェリーセレクトショップ「kobieta(コビエタ)」をはじめとする、インポートランジェリー広報。ときどき店頭にも立ち、エンドユーザーのお客さまと直接お話しすることも。ランジェリーの良さや魅力を伝える活動の傍ら、質の良いランジェリーを身に着けるイベントやセミナーなどの企画立案・営業も。
http://www.kobieta.jp/


DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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