涙の力で人間関係の悩みから解放される【心と体がととのう、週末涙活デトックス #6】
泣語家の泣石家 霊照さんに「人間関係にまつわるストレスを解消できる」映画を集めていただきました。皆さんは今夜、どれを観る?
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。
今回のテーマは「今に悩む女性」。人間関係には誰しもストレスを感じるもの。輝かしい思い出を取り戻すか? 忌まわしい過去と決別するか? ストレス解消におすすめの作品をご紹介します。
■『かけがえのない人』
2014年アメリカ/118分/監督:マイケル・ホフマン/主演:ミシェル・モナハン
【あらすじ】
高校時代に愛し合ったドーソンとアマンダは、ある悲劇をきっかけに離ればなれになる。20年後、ドーソンは石油採掘現場で働く独身男に、アマンダは冷えた夫婦関係に悩む主婦になっていた。そんな二人は共通の友人タックの遺言がきっかけで再会し……。
【こんなときに泣ける】
何年も前に忘れたはずなのに、ふとしたときに思い返してしまう人がいる。過去の思い出は美化されるというけれど、モノクロな出来事ならどんなに彩色しても汚く濁るはず。忘れることだけが正解なの? と、甘美な記憶に溺れそうなときに。
【涙目のつけどころ】
空からの贈り物を待ちませんか。どんなにツラい現実でも、信じていればいつか贈り物が届きます。それは、いつ、どんな大きさで、どのくらい価値があるのかわかりません。でも、だからこそ期待しがいがあるのです。
■わたしに会うまでの1600キロ
2014年アメリカ/116分/監督:ジャン=マルク・バレ/主演:リース・ウェザースプーン
【あらすじ】
最愛の母の死を乗り越えられず、優しい夫を裏切り、浮気相手と薬に溺れるシェリル。遂には結婚生活も壊れ、最低な日々が続いていた。母が愛してくれたあの頃の自分に戻りたい。シェリルは決心し、再生の旅、1,600キロのパシフィックトレイルに旅立つ……。
【こんなときに泣ける】
なんとなくの朝がまたやってきた。今日も一日波風立たず、ぼんやりと過ぎていくのだろう。このままじゃいけないと思ってはいるけれど、変化への一歩を踏み出せない。この一歩には大きなエネルギーが必要だ。誰か背中を「ポン!」と押してほしいと、膝を抱えているときに。
【涙目のつけどころ】
水たまりに飛び込んでみませんか。いつもは子どもに「やめなさい」と言っていたこと、今日はお子さんと一緒にやってみましょう。他人が作ったオトナというルール。破ったって罰則なんてありません。もっと大切なルールは一つ。人生を楽しむこと!
ステキな週末涙活デトックスを。