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クローゼットの見直しは、セルフイメージ向上の第一歩。

たとえ失敗が起きても、ポジティブにとらえるか、ネガティブにとらえるか。これにはセルフイメージが関わっています。高いほどプラスの効果が生まれる、とご存知ですか? セルフイメージを映し出す“洋服”の点検・整理から始めてみましょう。

クローゼットの見直しは、セルフイメージ向上の第一歩。

 セルフ(自己)イメージとは、「自己評価」という意味です。自分自身をどう評価しているか、その高低によって、自分をどう扱うか、何をふさわしいものとして受け取るか、などに多大な影響を与えます。

■セルフイメージが高い人は、ここぞのときに強い

 ある人の話によると、セルフイメージは幼少期からの様々な体験によって、無意識の領域で決定されていくそうです。実際のところ、希望する学校に合格したとか、運動会のかけっこで一位をとったとか、そうした成功体験を得たなら自己イメージはおのずと上がりますし(ちなみに私は、中学受験は落ち、かけっこは万年ビリでした泣)、大人になってもセルフイメージは刻一刻と変化していきます。

誰かにからかわれたとか、仕事で失敗してしまったとか、そうした場面が続けば自分への評価もイメージも下がっていくことでしょう。もちろん、たとえ失敗したという事実があっても、「物事の捉え方」によって事態は変わります。

「自分にはできる」と心の底で信じているならば、大きな失敗を犯したとしても、この失敗を糧にして次こそはチャンスをモノにしよう、とポジティブにとらえることができます。同じ出来事が起きても、それをポジティブ・ネガティブどちらにとらえるかというのも、セルフイメージが大きく関わっているわけです。

 セルフイメージが高い人は、「ここぞ」というときに高いパフォーマンスを発揮します。たとえば仕事の分野でセルフイメージが高ければ、人との信頼関係を築いていき、難しい局面も乗り越え、さらに深まる信用によって次々と大きな仕事を手がけていくでしょう。

一方で、仕事の分野でセルフイメージが低い人はというと、「ここぞ」というときに自分を信じきれずに失敗をしたり、「どうせ、自分は仕事なんてできないんだ」というネガティブな思い癖によって、本当に失敗に終わる結果ーー遅刻をしたり、予定をすっぽかしたり、準備不足によって相手の信頼を失うなどーーが起きてくるのです。

 セルフイメージは、すべての分野で高い、あるいはすべての分野で低いということはありません。たとえば仕事に関するセルフイメージは高く、「自分にはできる」と自信を持っているのに、こと恋愛になると「どうせ私には魅力なんてないのだから……」と急に弱気になって、異性から遠ざかった生活をしている人はたくさんいます。

せっかく才能を持っているのに、お金に対してセルフイメージが低いために、安価な仕事を次々に請け負ってしまって時間もお金も不自由な思いをしているフリーランスの人もいるかもしれません。

■洋服の扱いかたは、自分の扱いかたにリンクする

 では、現状の自分のセルフイメージを点検して、さらにそれを高める方法はあるのでしょうか? どうやら、あるようです。

 私の知人である男性経営者が、こんな話をしたことがありました。
 
 「洋服は、着る人のセルフイメージを映し出す“鏡”なんです」

 具体的な事例を挙げられて、ドキッとしました。たとえば、誰からも見えていないからと、穴の開いた靴下や伝線したストッキングを履く。シャツのボタンがとれたままでも平気。ジャケットの袖の折り返し部分がほつれていても気にしない。ブーツの足先の汚れや傷を放置し続ける……。

これらはすべて、セルフイメージには重大な影響を与えるのだそうです。洋服をどう扱うかは、自分自身をどう扱うかと密接に関わっていて、これらのケースでは、「私のような存在には、このくらいだらしない身なりや服装がふさわしい」と宣言しているようなものなのだと、彼は強調していました。

 私は当時、とってもお気に入りの洋服があって、何年も擦り切れるまで着ていました。ほつれがあれば直し、ちょっとした穴が開けば修理に出して着続けていたのですが、よく見れば生地はクタクタ、他のところも破れかかっていて、冷静に見ると、人前で着られるような状態ではなかったのです。いくら気に入っているとはいえ、そんな自分が恥ずかしくなりました。

 それからというもの、洋服を片っぱしから点検し、着古した洋服は処分し、必要なら修理する。流行遅れの洋服ばかりのクローゼットを一新して、パリッと気持ち良く着られるような最新の洋服へと新調する……。

こうして自分の洋服を見直していった結果、劇的にセルフイメージが向上したかどうかはわかりませんが、あれから数年経って、随分と気分良く1日を過ごせるようになったと思います。

 セルフイメージについて考え、洋服を通して自己点検をする時間をぜひとってみてください。

安藤 美冬

フリーランサー、コラムニスト。1980年生まれ、東京育ち。(株)集英社で広告と書籍の宣伝業務を経て独立。組織に属さないフリーランスとして、ソーシャルメディアでの発信を駆使した肩書や専門領域にとらわ れない独自のワーク&ライフ...

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