40歳を超えても再スタートできる【元OLの起業ストーリー #1】
特技も専門性も何もない、40歳を過ぎた元OLが起業という新しい道を選び、幸せな人生を手に入れるために奮闘する起業ストーリーをお届けします。
はじめまして、ソロライフ二スト杤金真奈美(とちがねまなみ)です。
私は女性がますます元気になる世の中を作る!を活動理念に、自分らしく自立した人生を送りたい同世代のOLさんへ勇気や自信を持つ方法をランチ会やセミナーを開催することでお伝えしています。
私はずっと、自分にしかできないやりがいのある仕事をしたかった。そして、それを叶えるために40歳を迎えた年に起業という道を選び、走り出しました。
私は現在、42歳。
得意なこともなく、専門性も何もない私がゼロから起業を目指すことになった起業ストーリについてお話したいと思います。
人生の折り返し地点である40歳を過ぎても、自分の人生は自分で選ぶことができる、いくつになってもやり直すことはできる、という勇気や度胸、そして自分に自信を持つ方法をお伝えできたら嬉しいです。
■私はこのまま、この場所にいていいの?
短大を卒業してからいくつか転職をし、最後のOL生活となった会社に入ったのは20代後半。
入った当時は派遣社員。正直、長居をすることなく、当時自分がやりたかった人事の仕事を見つけるまでのつなぎだと思っていました。
しかし、思いのほか居心地がよく、仕事も今まで総務や人事の仕事をしていた私には未経験のシステム系。新しいことを覚え、自分の裁量で仕事ができる職場は、毎日苦労の連続だったけれど、それなりに楽しく、やりがいのあるものでした。
しかし、その仕事も人間関係が原因となり、異動という形で取り上げられてしまいます。
会社員をしている以上、異動はつきもの。当たり前のことだったけれど、人間関係が原因となってやりがいのある仕事を取り上げられたこと、そして自分の後釜がいくらでもいるということにショックを受けました。
いくら自分ががんばって、この仕事に対して自分が一番詳しいのだと思っていても、代わりが利くのが会社員。自分の代わりなどいくらでもいるのです。
そのことに気づいてから、私はこの場所でどう過ごして行くべきなのだろうかと疑問を持つようになりました。
■別の道を模索しよう――きっかけは上司の一言
2014年4月。上司が変わったことが私の人生の転機となります。
今までで一番、折り合いが合わず、仕事がとてもやりにくかった。
そのことを部長に相談したときのこと。
私にとっては仕事を円滑に進めるために意見したつもりだったのに、部長にとっては単なる愚痴だと捉えられたこと。
そして言われた一言が、私にこの場所は私の場所ではないのだと気づかせてくれました。
「自分はもう定年近いから、今いる管理職と仲良くしてよ」
職場は馴れ合いの場所ではありません。同僚は友達ではないので必要以上に仲良くする必要はありません。
時間を切り売りしてお金をもらうシビアな場所だと思っていました。
それが、管理職と仲良くして気に入られて仕事をしてよ、と言われ愕然としました。
そんな考え方の人たちと、これからの大切な人生の時間を過ごすことは私には無理だな、と気づいたのです。
そして私はこの会社を卒業するにはどうしたらいいのか? を模索するようになります。
■私が私らしくいられる道を探し始めた
このとき、私は40歳。
結婚をしていない私には、会社を卒業する方法は転職しかないと考えていました。
しかし、ここでもうひとつのことに気づきます。
今まで上司と呼ばれる人と、上手くいっていたことってあったかな?
もちろん、ゼロではありません。
しかし、上手くいかなかったことの方が多かった気がする。
そうか、私は自分の上に誰かがいることが気に入らないのだ。
それなら、転職しても同じじゃないか。
解決するには自分が一番上になるしかない。社長になるしかない!
と、起業するという方法に気づきます。
きっかけはそんな単純なことでした。
きっと人生の転換なんて、そんなささいなことなのです。
そのささいなきっかけが、これからの人生を大きく変えていくことになります。
でも、自分には何もわからない世界。
まずは情報収集だと、ネットを駆使して起業セミナーと呼ばれるものに片っ端から参加する日々を迎えることになるのです。
私が私らしくいられる道を探し始めたのです。
■人生は自分の選択でできている
起業に向かって走り出した私。
毎日が新鮮で、入ってくる情報すべてが楽しく、同じ起業を目指す人たちとの出会いは、今まで味わったことのない刺激でいっぱいでした。
もちろん、不安だってありました。
40歳を過ぎてからリスタートなんてできるのだろうか?
起業なんて雇われの身しか知らない自分にできるのだろうか?
好きなことでお金を稼ぎ、生きていくことができるのだろうか?
この道は本当に自分にとって正しい道なのだろうか?
でも、今の時代、本当の意味での「安定」なんであるのだろうか?
会社員だっていつリストラされるかわからないし、会社が潰れるとも限らない。
どんな場所で何をしていても、不安はゼロにはならないのではないか?
そんな自問自答をしながら、迷いながら、私は自分を信じることで前に進むことを選びます。
人生は毎日が選択の連続。
そして、その選択が人生を作る。
自分の人生は自分の選択次第なのです。
少しの勇気と度胸が、自分の人生を輝くものへと変えていくのです。
■オリジナルの幸せを求めて……私の起業ストーリーは続いていく
人生は誰にでも一度きり。
何かを為すには短く、何も為さなければとても長い時間といいます。
その限られた時間の中で、たくさんの選択をし、自分にとっての幸せを求め、一つひとつを手に入れていく。
人生はどんな道を選んだとしても、楽しいことばかりではありません。
必ず、苦労と幸せに満ちている。
苦労を知っているからこそ、幸せを幸せと感じることができる。
私はこれからも、自分が正しいと思った道をただひたすらに進み、幸せになるための選択を繰り返していくでしょう。
私だけの幸せを求めて、これからの私の起業ストーリーは続きます。
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