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不妊治療の助成が39歳までに!?

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不妊治療が有効な年齢は何歳までなのか。近年不妊治療を受ける人の平均年齢は上がっているけれど、治療で妊娠する人の平均年齢は変わっていません。治療の有効性を考えると、近い将来に不妊治療の助成を受けれる年齢が制限されるかもしれません。 女医の宋先生にお話しを伺いました。

不妊治療の助成が39歳までに!?

こちらのブログでは「何歳まで産めるの?」という話を再三していますが、近い将来不妊治療の助成に年齢制限がつくという話が出てきました。

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体外受精などの不妊治療に国と自治体が行う費用助成などの支援について、厚生労働省の有識者検討会は2日、年齢制限を設けることなどの検討を始めた。検討に先立ち、同省の研究班は「医学的有効性、安全性の観点から(助成は)39歳以下とするのが望ましい」との報告書を出している。(5月2日の産經新聞より抜粋)

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現在のところ線引きされる年齢についてははっきりと決まっていませんが、年齢制限は設けられる方向のようです。

先日の日本産科婦人科学会のセミナーでも、近年不妊治療を受ける人の平均年齢は上がっているけれど、治療で妊娠する人の平均年齢は変わっていないとのことでした。

日本は世界にも類を見ない体外受精大国でその平均年齢は40歳を超えていますが、妊娠可能年齢が伸びたという訳ではないというデータが多数示され、「血税で不妊治療の助成をするなら、やっぱりある程度妊娠率が高い年齢に限らないとだめだなぁ」と思いました。実際、イギリスでは39歳、フランスでは42歳、と不妊治療に注ぎ込む公費に年齢制限がない国の方が少ないのが現実です。

制度として年齢制限があると、「そうか、妊娠可能年齢には限りがあるのか」とそれによって気づかされる人も多く出るでしょうから、私個人は年齢制限には賛成です。

助成を制限されるかもしれない年齢の人たちから反発がでるという予想もありますが、不妊治療の助成にはすでに世帯収入による制限があるので、もともと助成をもらっていない人が多数派のようです。

不妊治療のお金を捻出できるくらいの経済的余裕がある人でないと、40代で子どもを授かっても育て上げられないから妥当だという意見もあり、出産は終わりでなく始まりだという当たり前のことを思い出させられました。

いつごろ、何歳で線が引かれることになるのか、その議論を見守りたいと思います。



※参考:東京都特定不妊治療費助成の概要
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/kosodate/josei/funin/

不妊治療とは。内容や費用はどんなもの?

https://p-dress.jp/articles/74

不妊治療って実際のところどうなんだろう? そう思うアラフォー女性の方も多いかもしれません。今回は、不妊治療の内容や費用の詳細について、産婦人科女医で性科学者の宋 美玄(そん みひょん)先生にお話しをお伺いしました。

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宋 美玄

産婦人科女医・性科学者。現役産婦人科医として、都内の病院で診療に従事すると同時に、セックスや女性の性、妊娠などに付いて女性の立場からの積極的な啓蒙活動を行っている。

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