西任暁子トーク&サイン会開催!
e-hon×ポプラ社 『本音に気づく会話術』刊行記念
2016/04/21(木)19:00~(開場:18:30)詳しくはこちら>>
http://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/9166/
カッコいい女をつくる、西任暁子さんの10の習慣 #4
西任暁子さんのインタビュー。カッコいいと言われる女性たちには、内側にある揺るぎない芯を感じます。見た目だけではごまかせない凜とした佇まいをつくっているのは、日頃の習慣の積み重ね。4月に『本音に気づく会話術』を刊行した、歌手でパブリック・スピーキングコンサルタントの彼女に普段心がけている10の習慣を聞きました。
西任暁子さんのプロフィール
1.食わず嫌いせずやってみる
とにかく何でもやってみる。興味のないこともやってみなければわからないし、1回やってみた上で、合っているかどうかに気づけるとチャンスを大切にできると思います。私自身好奇心旺盛で、世の中の素晴らしいものを一つでも多く知りたいと思うタイプ。変化を受け入れやすい、素直さを持っておくことは、カッコいい女性であり続けるためには欠かせない要素だと思います。
2.常にメンターを持つ
人間は自分の姿を見ることができないので、 自分を客観的に見てアドバイスしてくれる存在は大切。成長には欠かせません。私はライフステージに合わせて、人として尊敬できる複数のメンターを頼りにしています。師匠のような存在の方もいるし、年下の人もいますね。年齢じゃないと思います。
3.生活に決め事をしない
「朝起きたら必ずコーヒー」など、日々のルーティンを決めずに、その瞬間自分が何を欲しているかという心の声を大切にしています。人生は選択の連続。人の意見に流されず、自分の本音に基づいて、 自らの意志で選択していけたらいい。自分の人生にオーナーシップを取るということですね。
4.自分の「解像度」を上げる
観察はカメラのレンズに例えられます。解像度が高い人は、一つの事実を深く細かく見ることができる。そのためには、新しいことに触れ、学び続けること。そして言葉を大切にすることも大切。たとえば、単に「おいしい」と言うだけでなく、何がどうおいしいのかなど、感じたことを言葉で表現するようにしています。絵を描くときにたくさん絵具があるといいように、言葉をたくさん持っていると、心と言葉が近づきます。
5.二元論で話さない
「良いか悪いか」の二元論の世界で生きると、視野が狭くなりがち。良いか悪いかは、そのときの価値観の反映でしかありません。好きだった元恋人を嫌いになるときのように、簡単に変わるもの。だから人や物事を決めつけないようにしています。受容力のある世界観が大きな人でありたいですね。
6.コミュニティを持つ
何かあったときに支え合えるコミュニティを持つこと。かつて存在した「地域」というコミュニティはもはや機能していないし、「家族」でさえ、少子化などにより機能しづらくなっています。万一のときに助け合える関係、それはある日突然、自然にできるものではありません。普段から信頼関係を築いていくことが大切です。
7.好きなものを身の周りに置く
好きなものや美しいものに触れると心がワクワクします。これは物からエネルギーをもらうということ。生きる活力になります。数は少なくてもいいし、高価でなくていいので、すきなものを周りに置く。私はアンティーク食器が好きで、少しずつ集めています。
8.瞑想の時間を設ける
瞑想をするのは自分の内側を観察するため。普段外にばかり向いている意識を、自分の中に向けてみるんです。これは自分のパフォーマンスを引き出すためにも、とても効果的。1日5分から長いときは2時間、そのときどきに合った瞑想を生活に取り入れています。
9.行動に社会変革の意識を持つ
自分一人の行動で社会は変わらない? そんなことはないんです。エコバッグを使うことも、ゴミを減らすという立派な社会変革の一つ。ダイエットで口にしなかった食事は、誰か他の人に渡る食事となるでしょう。日常の行動を、社会変化につなげる意識を持つ。それだけで行動のあり方が変わるし、世界の見え方も変わります。
10.真理を探究する
論語の「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり¬」(意味・朝に人間の真理を悟ることができれば、夕方に死んでも後悔はない)に共感しています。真理を知りたいという強い欲求があります。それは、私を動かすモチベーションであり、自分のエンジンにもなっています。
text/Photo=東香名子
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。