【終了しました】音楽座ミュージカル「わたしが・棄てた・女」より『泣かないで』/DRESS会員先行限定・観覧バスツアー
音楽座ミュージカルがDRESSのために限定公演!! 遠藤周作著「わたしが・棄てた・女」より『泣かないで』。ほぼ全日完売の大人気ミュージカルを3月10日(木)、翌日からの本公演に先駆けて特別に公演。当日は新宿駅からバスで音楽座ミュージカル・芹ヶ谷スタジオへ移動。車内でお弁当を済ませて、そのままご観覧頂けます。
音楽座ミュージカルがDRESS のために先行公演!
■DRESS先行公演概要
・日程:2016年3月10日(木)
・参加料金:14,500円
(バス代/お弁当代含む)
・集合場所:新宿駅西口 18:15
・会場:芹ヶ谷スタジオ(東京都町田市)
※5歳未満のお子様のご入場はご遠慮ください
■スタッフ
・原作:遠藤周作(『わたしが・棄てた・女』)
・脚本・演出:ワームホールプロジェクト
・音楽:井上ヨシマサ・高田浩
・エグゼクティブプロデューサー
&クリエイティブディレクター:相川レイ子
★観覧ご希望の方は Act.DRESSにて
遠藤周作没後20年 音楽座ミュージカルラボシアター「泣かないで」
ストーリー
物語の舞台は、戦後間もない東京―。
街は復興のエネルギーに満ちていた。貧しい大学生の吉岡努は、ある日、雑誌の文通欄で知り合ったクリーニング工場の女子工員、森田ミツとデートをする。大学生とのデートに胸をときめかせるミツ。しかし、吉岡は、ただやるせない気持ちのはけ口が欲しいだけだった。ミツと一夜を共にした吉岡は、その後下宿を引き払い、姿をくらませる。
そんなことを知らないミツは、吉岡と会う日に着ていくことを夢見て、カーディガンを買うために残業に励んでいた。 やっと手にした給料袋を握りしめて店に出かけるミツだったが、酒と博打に溺れる工員の田口が生活費のことで女房と言い争う場面を偶然に目撃してしまう。
目をそらし通り過ぎようとするミツの心に、女房に背負われている赤ん坊の泣き声が突き刺さる。結局ミツは、残業で稼いだ金を田口の女房に差し出してしまうのだった。
一方、大学を卒業し、小さな会社に就職した吉岡は、社長の姪である三浦マリ子に思いを寄せるようになる。社員たちが帰った夕暮れのオフィスで話したのをきっかけに、吉岡とマリ子は急速に親しくなっていく。マリ子と映画に行く約束を取り付けた吉岡は、幸せな気分にひたりながら雨の街を眺めていた。
そんな時、急にミツの面影がよぎり戸惑う吉岡。
同じ頃、大学病院の窓から吉岡と同じ鈍(にび)色の空を見つめているミツの姿があった。手首にできたアザを検査してもらったミツは、医師からハンセン病という宣告を受ける。富士山の麓にある復活病院。それは世間からうとまれ、死を待つだけのハンセン病患者たちが集められる病院だった。
さいなら、吉岡さん…。
吉岡への思いを断ち切るように、ミツは竹林に囲まれた復活病院の門をくぐっていった。
原作紹介 遠藤周作著『わたしが・棄てた・女』
遠藤周作没後20年にあたる2016年、原作者が最も愛した登場人物・森田ミツが主人公の「泣かないで」を脚本、演出も新たにラボシアターとしてお届けします。新しい作品が誕生する瞬間に、ぜひお立会いください。
【原作紹介】
2度目のデイトの時、裏通りの連込旅館で体を奪われたミツは、その後その青年に誘われることもなかった。青年が他の女性に熱を上げ、いよいよ結婚が近づいた頃、ミツの体に変調が起こった。癩の症状である。……冷酷な運命に弄ばれながらも、崇高な愛に生きる無知な田舎娘の短い生涯を、斬新な手法で描く。
音楽座ミュージカルとは
1988年の「シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ」での旗揚げから現在に至るまで、音楽座ミュージカルでは、自分達の手で作品を創り続けてきました。音楽も台本もない全くのゼロの状態から、伝えたい想いを形にするために、音楽座ミュージカルがとった方法は“チーム戦”。「ひとりの天才より十人の凡人で何ができるか」を合言葉に、独自の創作システム「ワームホールプロジェクト」を確立させました。そうして生まれてきた作品達は、「生きる」ことの根源を問い続ける独自の精神性とオリジナリティを高く評価され、文化庁芸術祭賞、紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞など、日本の演劇賞を数多く受賞しています。これからも、お客様の心を震わせる作品の創作を目指し、町田にある稽古場・芹ヶ谷スタジオでは、厳しいオーディションを突破し入団したメンバーたちが、日々稽古に励んでいます。
★観覧ご希望の方は Act.DRESSにて
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。