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グラマーさんにとってブラジャー選びはなかなか悩ましいことが多いようです。まだ市場が発展途上でデザインも限られてくるなど。今回はランジェリースタイリストのSakura(さくら)さん(日本ランジェリースタイリスト協会正会員)に、グラマーさんがブラジャー選びを楽しめるためのおさえておきたいポイントを解説していただきました。
初めまして、ランジェリースタイリストのSakura(さくら)です。
ランジェリースタイリストとして活動を始めたばかりで、現在は、Instagramでランジェリーのお役立ち情報を発信しながら、オンラインランジェリーレッスンを準備中です。
さて、今回のテーマは「グラマーサイズのブラジャーの選び方」です。
友達と話しているときに「大きいバストのためのブランドってない?」と聞かれることがありますし、デザインの勉強をしていた頃は大きいサイズのブラジャーを作りたいというクラスメイトも多かったり、昨今、グラマーサイズの需要がとても増えていると日々感じています。ですが、需要が増える一方で、まだまだ市場が大きいとは言えないのが現実です。
そんな中でも、ランジェリー選びが楽しくなるようなポイントをお伝えします。
まずはじめにお伝えしておきたいことは、ブラジャーは「アンダー」「ワイヤー」「ストラップ」の3点でバランスを取ることによって、心地よく着用できるように、バストを支えているということです。
この3点にフォーカスし、ボリュームのあるグラマーサイズに合わせたブラジャー選びを紹介します。
土台には、ブラジャーのカップを支え、バストを持ち上げて安定させる役割があります。
「フロント」「サイド」「バック」の3つに分かれており、フロント部分が幅広のものを選ぶことによって、バストが安定します。逆に、狭いものを選ぶと、支えがなく不安定に感じます。
ワイヤーがあるブラジャーの方がたしかに安定するのですが、ワイヤーが苦手な方や、窮屈に感じる方もいるので、ワイヤーが絶対に必要とは言えないです。最近では、ワイヤーがないブラジャーでも、しっかりしたつくりのものが出ています。
ワイヤーも大事ですが、バストがしっかり入るカップのつくりのものを選んでください。例えば、フルカップ。バスト全体を覆い包み込む形のものの方が安定感があります。また、柔らかいバストの方にも合いやすいブラジャーです。
ワイヤーがあって、かつフルカップであるとより安定感がありますが、人によってはワイヤーが苦手と感じる方もいるため、ノンワイヤーを選ぶならカップの形はフルカップを選ぶようにしましょう。
ちょっとした差のように思えても、長時間使い続けるので着心地には大きな差が出てきます。
ストラップには、土台とカップで持ち上げて整えたバストを肩で支え安定させる役割があります。ボリュームがあるバストは重さもあるため、細いストラップや伸びやすいものだと、バストをしっかり支えるには少しパワーが足りません。
すると、ストラップが食い込むことで肩が痛くなり、肌が赤くなるトラブルが起きたり、正しい位置にバストを保つことができなかったりして、バストの下垂やエイジングに繋がってしまいます。
そうならないために、ストラップが太く伸びにくいものを選ぶことで、肌トラブルを避けてバストを安定させ、理想のバストに近づけることができます。
土台のサイドとバックが幅の広いつくりものを選ぶことで、脇や背中に流れていく肉をキープすることができます。脇の部分は、バストが横に流れずスッキリ見せることができます。
また、背中側はシルエットを綺麗に見せることができ、なおかつブラジャーを着けることによってできてしまう背中の段差が気になりにくくなります。
アンダーのパワーが強いものほど、しっかりした着け心地になり、バストも安定します。しかし、アンダーのパワーが強いと苦しく感じる方もいるので、着用する方が快適だと思えるものを選んでいただけるのが一番です。
また、3段ホックなら安定感が高まるので、アンダーのパワーが強いブラジャーが苦手な方は、3段ホックを選ぶというのも良いかもしれません。
さて、グラマーサイズのブラジャーを選ぶときのポイントを紹介しましたが、いかがでしたか?
普段から意識して選んでいる方も、そうでない方も、ブラジャーを新調する際は、参考にしてみてくださいね。
ただ、1番大切にしてほしいのは、手にとったランジェリーを身につけたとき、あなたの心が踊り、ときめくランジェリーを選んでいただけること。
きっとそんなランジェリーに出会えますように。素敵なランジェリーライフをお過ごしください。
Text:Sakura
▷公式ホームページ:JLS 日本ランジェリースタイリスト協会