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「直感を信じて、人生の断捨離を強化中」【藤原美智子 連載】

これからの自分の「大事」を再発見するために、例年にも増して断捨離を強化しています。

「直感を信じて、人生の断捨離を強化中」【藤原美智子 連載】

「直感を信じて、人生の断捨離を強化中」

今年もあと一ヶ月強。一昨年のこの連載にも書きましたが、私は11月頃から年末に向けて少しづつ断捨離をするのを毎年の恒例にしています。でも今年はいつも以上に断捨離力を強化しています。

どんな強化っぷりかと言うと、洋服ならばただ要る要らない、好きかそうではないかという選択基準だけでなく、例えば「まだ好きだけど、もう今の自分の年齢には若すぎる」と思ったものも決心して処分しています。服を年齢でくくるモットーのない私ですが、やはりあまりにも年齢とかけ離れすぎる服は自分の味方になってくれないですから(それでも私のワードローブは世間よりも、だいぶ若いのかもしれませんが)。
ミニスカートでもシルクのフレアスカートなら大人のエレガントにコーディネイトできるけれど、皮のフレアは無理感が丸出しになる。太めのマニッシュなヒールのブーツは良いけれど、厚底のごついロッカー風のデザインもやはり無理感が出る。
本も、もう2度と読み返さないだろうと思うものは処分。1年以上経った手紙やカードは思い切ってスキャナーでスキャンして、EVERNOTEというアプリに保管。こうしたほうが、いつでも読み返せるということが判明しました。

自宅だけでなく、もちろん事務所も強化断捨離中。この仕事を始めた時から雑誌で受けた取材ページやヘアメイクページなどの作品を入れている膨大な量の作品帳は整理し直して、読み物の連載ページはスキャンしてアプリに保管。
今、この原稿を書いている時点で作品帳はやっと半分に減りましたが、もう1/3は減らせるはずと思って取り組んでいます。

ところで今回の断捨離のゴールは、ただの整理整頓ではなく、またはただ物を減らすというだけではなく、過去を整理し直して後で振り返った時に、「人生の断捨離」になったと思えるような状態にまですること。何故なら、今の自分にとってそれは必要な行為のような気がするし、これからの自分の‘大事’をはっきりと目で確かめたいという願望がフツフツと湧いているからです。

それが何なのかは、しばらくしてみないとわからないと思いますが、そんな自分の直感に従って断捨離を実行しているというわけです。過去を振り返った時に、「だから、あの時、あんなにも断捨離したのね」と納得する未来が訪れるといいなーと思いながら。

藤原 美智子

ラ・ドンナ主宰。雑誌の表紙やビューティーページ、広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品関連のアドバイザー、講演、TV出演等で幅広く活躍している。 近著「美しい朝で人生を変える」(幻冬舎) 他、著書多数。

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