「最近当たり前になったな」と思うこと
時代が移り変わるとともに、かつては想像もできなかったことがやすやすとできるようになったり、思いもよらなかった事態になったりしますよね。そして、はじめのうちは不慣れでも、やがて定着していき当たり前に……。今回は、最近当たり前化した感ある事柄たちをピックアップします。
■顔写真の加工
フィルター機能や手軽に使えるアプリが普及したせいで、顔写真は加工するのが当然みたいな風潮があるよね。
若いいとこ曰く、「SNSに無加工の写真を投稿するのはすっぴんを載せる感覚」なんだと。
子どもの顔まで加工されてることも珍しくはない。
■オフィスでのサンダル
社内でサンダル履いて仕事する人が増えてきた。
オフィスカジュアルってルールが曖昧だから、自然な流れだと思う。
楽チンだから個人的には大歓迎。
■忘年会スルー
とくにこれといった理由もないのに忘年会を欠席するのが普通になってきた。
そもそも忘年会で使うお店って、作り置きのものが多くて味は期待できないし、宴会芸を強要される人もいて落ち着かない。
会社にケータリングを呼んで乾杯、という欧米的なスタイルならまだしも、自腹で職場の同僚とわざわざ出かけて盛大に飲むなんて、お金がかかるわ、体力もいるわで疲弊する。
■結婚発表時の「妊娠の有無」報道
芸能人が結婚を発表すると、当たり前のように「妊娠している/していない」を言わされる。
スポンサーへの配慮やアピールの意味もあるんだろうけど、立ち入ったことのように思えて、ちょっと同情してしまう。
■LINEやメールでの新年の挨拶
年賀状を書かずに、新年の挨拶はLINEやメールで済ますようになってきた。
普段付き合いがある人の中には、住所がわからない人もいるからアリだとは思う。
でも、部下から妙に軽めのLINEが送られてくると、“とりあえず”感がありすぎて、ちょっと面食らうのも事実。
■「ほぼ」を「ほぼほぼ」と言う
自分も言ってしまっているくせに、誰かが言ってるのを聞くと、違和感があるなと思う。
■「じいじ」と「ばあば」
「じいじ」と「ばあば」という呼び名が一般化してきて、最近は子どもたちが「おじいちゃん」「おばあちゃん」と言わなくなった。
幼稚園や保育園の保育士さんがそう言うのを聞くと違和感があるし、大人になってもそう呼んでるところを想像すると、ちょっと笑える。
ライター、編集者。相撲とロマコメ、フランス近代音楽が好き。