I LOVE BAGS! コーディネートの要、バッグを選ぶ楽しみ
コーディネート全体の印象を大きく変えるアイテムが、バッグ。選ぶ基準は、色、形、使い勝手、価格、丈夫さ、それともコーデのしやすさ? 私の手持ちのバッグと、それを選んだポイントについて。
■小さめバッグはコーデに与えるインパクト絶大
最近私が好きなバッグの傾向は「小さめ」。小さいバッグはアクセサリーのような存在感を放ち、コーデに与える力が思いのほか大きい。
それに気づいてからは、積極的に小さくてデザインがかわいいバッグを買い足すようになった。いろいろな形のものを取りそろえるのが楽しい。
小さいバッグたちを使ったコーデ。
斜め掛けできるストラップ付きのものはクラッチとしても持てるものが多く、便利。コーデのアクセントになるので、シンプルな服が多い私にはお助けアイテムになっている。
小さいバッグを持ちたいがために、長財布を小さな財布に買い替え、持ち歩くコスメも極力減らす工夫をしている。最近ノーファンデ生活を始めたので、口紅だけ持ち歩くことも。
■お仕事用のバッグは大きめ。物の出し入れのしやすさが最も重要
仕事で外を出歩く日のバッグは機能性重視。ポイントは、
「上からポンポン物を出し入れできること」
「かっちり感があること」
書類やパソコンはサブバッグで持つので、収納量はさほど要らないのだが、ここはとにかく「モノの出し入れのしやすさ」重視。
地下鉄を乗り継ぎ、名刺を出し入れし、スマホで調べものをしたり電話したりする。
大忙しの日にぴったりのバッグたち。
■バッグで服と色をリンクする楽しみ
カラフルなバッグは使いにくいと思われるかもしれないが、実は違う。
服はベーシックなもので揃えている分、バッグに色物をいくつか持っていると、コーデに変化がつけやすく、バリエーションがぐんと増える。
自分の服のワードローブに多い「ブルー系」「カーキ系」「えんじ色系」の3色を押さえていれば、「合う色のバッグがない」と嘆くことがなくなる。
■「黒いバッグ」も素材とデザインでガラッと変わる
多くの人が持っている「黒のバッグ」。だからこそ一ひねりしたものを。
同じ黒でも、素材やデザインでここまで印象が違う。バッグって本当に奥深いファッションアイテムだと思う。
■夏用のバッグは籐やラフィア素材で
夏のバッグたち。
一年中通年使えるバッグが便利だとは思うけど、やっぱりバッグに「季節感」は大事。夏らしいバッグが気分も上がる。
たとえ2カ月しか使わないとわかっていても、夏用のバッグを所持したいのが女というもの。
ちなみに固めの「かごバッグ」は、混んでいる電車内などの人混みで周りの人にぶつけてしまいそうでヒヤヒヤするので、持たない派。
■バッグをたくさん持つ理由
「カバンなんて仕事用と休みの日用、大きいのと小さいの、ひとつずつあればいいじゃないか」
と、クローゼットに並ぶ私のバッグを見て夫はいつも呆れ顔だ。彼にとってバッグは「必要に迫られて持つ機能性重視の袋」なのだろうと思う。
私にとってバッグは「所持品を持ち歩くための袋」以上のもの。日々のコーデに、その日の予定に、自分の気分に一番寄り添ってくれる相棒。
アルフレッド・ヒッチコックの「裏窓」という映画で、グレース・ケリーがエレガントなオーバーナイトバッグにナイトウエアを忍ばせて恋人の家を訪問するシーンがある。
そう。バッグというのは女の精神と大きな関係を持っているのだ。
そんな言い訳をして、引き続き次はどのバッグを買おうかなと日々獲物を狙っている。