悲しいクリスマスエピソードあるある
本来は楽しいはずのクリスマス。それだけに、悲しいことが起こるとずっとひきずるものです。今回は、クリスマスの悲しすぎるエピソードにフォーカスします。
■トラウマ
子どもの頃は、クリスマスの朝を迎えるたびに、「今年こそはプレゼントあるかな?」とワクワクして早起きしていた。
でも、部屋を見回しても何もなくて……。
「自分は悪い子だからもらえないんだ」と小学校の低学年くらいまで強烈に信じてた。
今でもなんとなく思いグセがなくならない。
■家族団欒できなかった思い出
子どものとき、クリスマスにお母さんとハンバーグを作ったら、「和食しか口にしない」と言ってはばからない父親がこれにブチ切れ、家族で無言の食卓を過ごしたこと。
■よりによって、同じ店
「イブは仕事で忙しいから」という彼に合わせて、予定を繰り上げて、23日にクリスマスディナーした。
翌日、楽しい思い出に浸りたくて、ふとひとりでその店の前を通ったら、彼が別の女と同じ店で楽しそうに食事しているところに遭遇。
思い出がぶち壊されたうえ、その後、私が浮気相手だったこともわかった。
■職業柄……
就職して以来、クリスマスイブは毎回、夜中まで仕事。
予定を入れられないから、誰かと過ごしたことがない。
パティシエです。
■理解できないことが多すぎる
クリスマスに彼氏と駅で待ち合わせしてたらLINEが来て、「仕事で遅くなるから近くの○○(カフェ)で待ってて」と言われ、3時間待つ。
お店の人から「○○様(彼氏)からお電話です」と電話口に呼ばれ、「え、なになに? どんなサプライズ?」と思って胸を躍らせながら電話に出たら、「ごめん、別れてほしい」と言われた。
いったいなんの演出? しかも、なんでわざわざ店の電話でだよ。
■私史上、最高のクリスマス
クリスマスに彼氏にセーターをプレゼントされ、さっそく着てみるとピタピタで肉の段々が悪目立ち。
「やっぱ似合わないか」とか「こりゃ痩せなきゃダメだわ」とか、あれこれ厳しめに説教されて、これならひとりのほうがマシと、そのままフテ寝。
その後のお出かけの予定をキャンセルして、そのまま勢いで別れた。
以来、彼氏ができないところから判断するに、私にとってあれが最高のクリスマスだと思うとツラくなる。
■悲しいクリスマスエピソードがない
彼氏と過ごしたこともなければ、友達に誘われたこともない。
クリスマスにこれといって悲しいエピソードさえないことが、私の、悲しいクリスマスエピソード(泣)。
ライター、編集者。相撲とロマコメ、フランス近代音楽が好き。