オイリー肌でもツヤ肌に仕上げる7つの魔法
購入したコスメやその日のメイクに使ったコスメをツイッターで紹介している「らのさん」が月1回、愛用コスメについて綴る連載【終日コスメ】。#7では、自身はオイリー肌だというらのさんが、自分にとって理想のツヤ肌に仕上げる7つのプロセスやコスメ、技をご紹介します。
目次
皆さん、お久しぶりです。お休みしている間に日本化粧品検定1級を受験し、無事合格して、パワーアップして帰ってきました。
今月から、より正確で詳しい美容情報を皆さんにお届けしていきたいと思っています! よろしくお願いします。
さて、今回はオイリー肌でも流行りのツヤ肌を作る方法をまとめます。
私は10代からオイリー肌で、メイクを始めた頃からマット肌一途でした。下地もファンデーションもパウダーもすべて皮脂に強いもので固めて、どうせテカるんだしハイライトさえもいらないわと思っていた時期もありました。
ですが、近年はツヤ肌ブーム。雑誌、ウェブ、動画サイトではツヤツヤツヤの文字。可愛いと思ったモデルさんは皆綺麗な生っぽいツヤ肌……。
私もツヤ肌にしたい! と思うようになり、ツヤ肌を謳ったベースメイクアイテムのサンプルをもらったりして、いろいろ試みましたが、どうしても短時間でテカってしまい何度も諦めそうになりました。
それでも何度も見直し続け、たどり着いたのが「アイテムが悪いのではない。自分の肌に合った方法を見つけ出したら、私でもツヤ肌になれるんじゃないか」でした。
試行錯誤の結果、理想的なツヤ肌を楽しめる方法を見つけたので、ご紹介します。
オイリー肌ではなくても、ツヤ肌作りを難しく感じられる方はいらっしゃると思います。今のベースメイクでしっくりきていない方にもぜひ読んでいただきたいです!
1.スキンケアは塗り重ねすぎないように注意!
エリクシール ルフレ おしろいミルク
まずはしっかりと保湿&紫外線対策。
両方兼ね備えているのがエリクシール ルフレの「おしろいミルク」です。日焼け止め乳液兼下地でもあり、スキンケアの延長で塗れるので時短にもなります。
日中の皮脂崩れを防ぐために、スキンケアはあまり塗り重ねたくありません。そのため、化粧水とおしろいミルクの2ステップで完了するのはかなり高ポイント。
おしろいミルクは下地効果もあり、毛穴をカバーしてくれたり、ほんのりピンクのおかげで肌補正もしてくれる万能アイテムでです。皮脂と水分を調節してくれるところも、オイリー肌にとってはありがたいです。
2.ツヤ肌に毛穴対策は必須
次は毛穴対策です。
人口的なツヤほど毛穴が目立つものはありません。開いたままの毛穴にパールの粒子が入り込むと、顔に光が当たるたびに毛穴が悪目立ちし、汚肌に見えてしまう原因に……。
それを避けるために毛穴用下地を使用します。
ここでのポイントは量! 良かれと思ってたっぷり使うと、上から重ねるファンデが密着してくれなくなったり、厚塗り感が出てしまったりします。
固形のものなら米粒ひとつ分ほどを指で手の甲でなじませ、毛穴が気になる部分に下から上にすり込ませるように塗りましょう。
毛穴用下地はお好みで。私はイヴ・サンローランの固形状ものを愛用しています
3.ツヤは下地の段階で仕込む
ツヤ肌に仕上げたいときには
・下地にツヤ効果があるものを使えばいいのか?
・ツヤを謳っているグロウ系ファンデーションを使えばいいのか?
・下地、ファンデーション両方ともツヤ効果があるものを使えばいいのか?
など、いろいろ疑問に思うことがあります。
オイリー肌の方は下地でツヤを仕込むことをおすすめします。
グロウ系(ツヤ系)ファンデーションは商品にもよりますが、皮脂をコントロールしてくれる効果が弱いと感じるので、時間が経つとツヤとテカリが顔全面に出てしまい、結果的にツヤ肌ではなくただのテカった人になりがちです。
ツヤは下地の段階で仕込んで、ファンデーションは皮脂に強いものを選ぶとテカった人になりづらいです。
下地も皮脂に強いものを使わないと不安な方は、毛穴用下地に皮脂をコントロールしてくれる効果が入っているものをおすすめします。
ポール&ジョー ラトゥーエクラファンデーションプライマーN
下地のおすすめはポール&ジョーのラトゥーエクラファンデーションプライマーN。
ラベンダーパールが配合されていてくすみを一掃してくれます。肌のトーンアップや透明感、立体感を引き立たせてくれる下地です。
全顔ではなく、光を入れたい顔中心にのみに塗るのもおすすめです。
4.ファンデ前にハイライト効果をプラス
ツヤ系の下地だけでは流行りのツヤ肌は作れません。ファンデーション前にハイライトを仕込ませると今っぽいツヤ肌にぐんと近づきます。
ここで使うハイライトはパウダーではなくリキッド系やクリーム系のハイライト。ファンデーションの前にクリーム状のハイライトを仕込むと、自然なツヤが肌の内側から発光しているかのように見えます。
仕込む場所はCゾーンと目の下とあご先。毛穴用下地同様、たっぷり仕込むのではなく薄くなじませてください。
MAC ストロボクリーム ピンクライト
仕込みハイライトのおすすめはMAC ストロボクリーム ピンクライト。ピンクパールの効果でハリが出て、顔をふっくら健康的に見せてくれます。
ストロボクリームは保湿下地として使ったり、リキッドファンデーションに混ぜて使うことも可能なマルチなハイライターです。1本持っておくとその日の気分の使い方ができて便利ですよ。
5.ファンデは水ありスポンジでなじませる
ファンデーションはお好みの皮脂に強いものを使って大丈夫です。
指で適度に顔全体に伸ばし、水ありスポンジで軽いタッチで叩き込みます(水ありスポンジとは、スポンジを水に浸し固く絞ったもの)。
重要なのは水ありスポンジを使うこと!
乾燥したスポンジでなじませるとカバー力がありすぎて、せっかく仕込んだツヤがかき消されます。
水ありスポンジは、ファンデーションを薄づきに調整してくれ、素肌感を出してくれます。同時に、肌とファンデーションの密着力を高めてくれ、その効果が崩れ防止にもなり、オイリー肌にはメリットばかりなツールです。
ロージーローザ ジェリータッチスポンジ
水ありスポンジはロージーローザのものを使っています。キメが細かく、ファンデーションをムラなく均一に伸ばしてくれます。
6.フェイスパウダーにはブラシを使う
オイリー肌だと、最後のフェイスパウダーはパフで押さえ込んで仕上げないと気が済まない方が多いのではないでしょうか。
マット肌を作るときはパフのほうが良いですが、ツヤ肌にはやはりブラシがおすすめ。
パウダーを毛の密度が高いフェイスパウダーブラシで取って、クルクルと磨くように顔に乗せます。そして、テカりやすいTゾーンなどは最後にパフで軽く押さえ込みます。
こうするとツヤを出したい部分は薄づきになり、テカりやすい部分は崩れにくくなります。
パウダーは皮脂に強いキャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーを愛用
7.仕上げハイライトでツヤ感アップ
最後にパウダー状のハイライトで仕上げます。
Cゾーン、鼻筋、鼻根、目の下、あご先に入れます。
ポイントは小回りが利く小さめのブラシで狙った位置に乗せること。
ファンデーション前に仕込んだハイライトと仕上げハイライトでサンドイッチにすることで、ツヤの持続性を高めてくれます。
仕上げハイライトはクリーム状だと皮脂が出てきたときにヨレやすいので、パウダー状のものをおすすめします。
最後に
これで完成です。
オイリー肌でも自分に合ったアイテムと適したツールを使うことで、テカりを押さえてツヤ肌を楽しむことができます。
夏は服装がラフになる分、ベースメイクに素肌っぽさを出すと、顔と身体のバランスが取れて、スタイルがきれいにまとまってくれます。
オイリー肌だけどツヤ肌にしたい――そう思っている方には、ぜひこの方法で一度試していただきたいです。
自分が理想とする肌で、これから来る夏本番を楽しみましょう!