部活あるある9選

学生時代の部活動、皆さんは何をしていましたか? 文化部、運動部、帰宅部……それぞれ楽しかった、意義深かったと思えるものもあれば、ワケもわからずただただやっていたというものも。今回は、部活あるあるを取り上げます。

部活あるある9選

■根拠のない力関係

文化部は運動部からなぜか下に見られていた。

体を酷使しているほうがエライみたいな風潮が、生徒だけでなく、一部の教師の中にもあった。

野球なら甲子園で、サッカーなら国立競技場でという具合に、花形の運動部はテレビ中継があるわけだし。

世の中にどこか「文化部<運動部」という空気が残っているんだと思う。

■適性ミス

校内のマラソン大会で、意外と上位に食い込む文化部員がひとりかふたりはいる。

駅伝や陸上競技大会とかのメンバーにも借り出される。

決まって本業(所属している部活)ではパッとしない。

■背伸びしがちな年頃

文化祭で演劇を披露する演劇部員が、ひどく厨二病を発症していて、観衆が「おっ、おう……」みたいに、ついていけない瞬間があった。

■しきたり

炎天下で何時間も練習に明け暮れているのに、練習中は水を飲むのが禁止だった。

今の時代はさすがに、そういう慣習は限りなくなくなっていると思うけれど。

■モーニングルーティーン

大して強いチームでもないのに朝練。

顧問から罵声を浴びせ続けられ、終わったら水道水をがぶ飲み。

シャワーなんてないからタオルで汗を拭いて、制汗剤をスプレー。

さっと着替えて早弁済ませて、授業中は寝てた。

■部室のにおい

中・高と、剣道部だった。

剣道の授業から帰ってきた男子が、「剣道部の部室って臭い」というのを聞くたび、ひとり密かに凹んでた。

■思春期の成長速度は凄まじい

たったふたつしか年が変わらないのに、3年生がやたら大きくていかつく見える。

背が高い人も、そうでない人も。

社会に出た今は、ふたつ上の先輩が後輩に見えることがあるくらいだから、思えば部活って特別な時間だったな。

■女子の戯れ

女同士で、うまい人に憧れたりファンになったりする。

他の学校と練習試合したときに、「ファンです! がんばってください」とか言ったり、言われたり……。

でも、そこに恋愛感情があるわけではない。あれってなんだろう?

■夏休みが待ち遠しくない

練習時間が長くなるわ、OBやOGが練習に参加しにくるわで、夏休みが全然楽しみじゃない。

宿題なんて、できるわけない。

恋愛する暇も、当然ない!

鈴木一禾

ライター、編集者。相撲とロマコメ、フランス近代音楽が好き。

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