ささくれケアにワセリンを。皮膚科医に聞いたシンプルな指先ケア法
乾燥のせいか、指先…とくに爪まわりの手荒れとささくれがひどく皮膚科へ行ったところ、医師から「爪と指の間の保湿が足りていないからだよ」と、目からウロコのご指摘をいただきました。それからすぐに言われた通りのケアを始めたところ、みるみる指先が再生! 皮膚科で教わった、シンプルで即効果の出る爪まわりの保湿方法をお伝えします。
■見落としがちな「爪と指の隙間」の保湿
指先や爪まわりの保湿のために、ハンドクリームでこまめに保湿をしている方は多いでしょう。
もちろん、わたしもそのひとりです。お手洗いへ行った後など、水に触れたら必ず手元を保湿するようにし、ハンドクリーム自体も高保湿なものを厳選してたっぷり使用。しかし、それでも乾燥したりささくれたりしてしまうのは、「爪と指の隙間」にきちんと保湿が行き届いていないからでした。
かかりつけの皮膚科医がこう話していました。
「爪と指の隙間には指と爪をくっつけている『ハイポキニウム(爪下皮)』があります。ハイポキニウムは乾燥に弱いので、こまめな保湿ケアが重要。ここをしっかり保湿しておけば、爪のフチ全体に油分が行き届いてささくれも防げるうえ、細菌などにも強い健康な指先になります」
たしかに、爪の根本の「爪母(そうぼ)」のあたりは意識してよくクリームをすり込むようにしていましたが、指との隙間は完全に盲点でした。後で詳しく調べてみると、ハイポキニウムは保湿を続けると育つことも発覚。この部分の保湿は爪まわりを健康に保つだけでなく、爪を縦長に伸ばし、指を細長くすらりと見せてくれることがわかりました。