激しいピストンなしでも楽しめるセックスの体位3選
セックスは体力を消耗するから疲れているときはあまりしたくない……という方も多いかもしれません。でも、体だけでなく精神的な充足を得られるのもセックスの醍醐味。そこで今回は、激しいピストンなしでも心が満たされる体位について、ラブライフアドバイザーのOliviA(オリビア)氏に伺いました。
最近では、ゆっくりと時間をかけてお互いの肌を重ねる時間を楽しむスローセックスに注目が集まるなどセックスに対する価値観も多様化しています。
今回は、激しいピストンなしでも満足感を得られる体位に注目。
性生活に関する悩みに対してアドバイスをおこなうOliviA氏に聞いたおすすめの体位を3つご紹介します。
1.視覚からも快感を得られる「鏡茶臼(かがみちゃうす)」
ゆっくりとした動きで楽しめる体位といわれても、ピンとこない方も多いはず。
一体どんな体位があるのでしょうか?
「激しい動きをしなくても楽しめる体位のひとつが、向かい合って座り、両手を後ろについて体をしっかりと支えた状態で挿入する鏡茶臼です」
相手の表情がよく見えるため、挿入したまま会話を楽しめるのがこの体位の魅力。向き合うことでの気恥ずかしさもあるかもしれませんが、その分興奮度も高まるのだとか。
Olivia氏によれば、「お互いの姿があらわになるため、視覚から興奮を得られます。また、男性のペニスがしっかりと勃起することで膣前壁にある性感帯に当たるため、女性が中イキしやすい体位といえるでしょう」とのこと。
2.ノンピストンでも深い幸福感を味わえる「ゆりかご座位」
セックス =ピストン運動と思っている方も多いかもしれません。しかし、ピストンなしでも満足感を得ることができるのだとか。
その体位とは――。
「ノンピストンでも気持ちよくなれる体位として提案したいのが、対面座位の状態で結合部分を軸にゆっくりと前後左右に揺れるように動くゆりかご座位です。
この体位はピストンをおこなわず、ゆりかごのように揺れながらキスしたり愛撫して楽しみます。激しい動きがなくても心満たされる感覚を味わえるでしょう」
途中で男性が萎えてしまったらどうすればいいのでしょうか?
「ペニスが萎えたときは、女性が膣を閉めたり緩めたりを繰り返してください。はじめは難しいかもしれませんが、慣れてきたら力の入れ加減に変化をつけると男性を喜ばせられますよ」
3.外イキ派も満足できる「茶臼のばし」
男性主導になりがちなセックスですが、女性が自分のペースでゆっくりと楽しめる体位もあります。
「女性が自分の快感を高めたいときに挑戦してほしいのが茶臼のばしです。仰向けになった男性の上に女性が覆いかぶさり足をまっすぐ伸ばします。その状態で、女性が体を密着させながらクリトリスをこすりつけるようにゆっくりと動く体位です。女性が主体となるため、自分のペースでゆっくり動くことができます」
クリトリスに刺激を受けるため、中イキ派だけでなく外イキ派にもおすすめの体位とのこと。
「ぜひ積極的に自分の感じる場所を探してみてください。また、キスをしたり強く抱きしめ合ったりすることで、癒しの効果を得ることもできますよ」
激しく求め合うセックスもいいけれど、たまには時間をかけてじっくり快感を味わうのもいいかもしれません。セックスのバリエーションを増やしたいという方はぜひトライしてみてください。
OliviA(オリビア)プロフィール
ラブライフアドバイザー
学生時代に海外留学を経て、性に関する研究調査を開始。「女性のマスターベーション」をテーマに大学の卒業論文を執筆。2007年より日本では珍しい性生活の総合アドバイザーとして活動。テレビ・雑誌など国内外のメディアに多数出演。日本と台湾での書籍出版、サロン・スクール運営など、多方面で「女性がごきげんになるためのセックス」の情報発信を行う。
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。