国際結婚の出会いはどこにある? 外国人パートナーと出会う4つのきっかけ
今回は、国際結婚のための、出会いの場所についてご紹介します。世の中の変化とあわせて恋愛もグローバル化した現代。いわゆる“国際結婚”もずいぶん増えてきました。でも国際結婚と聞いても、「密かにあこがれてるけれど出会いがない」「どこでどうやって出会っているの?」など、まだまだわからないことがたくさんですよね。
日本国内における国際結婚をしたカップルはどれくらいいるのでしょうか。
厚生労働省が発表した『平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況』によれば、平成18年までに国際結婚をされた人たちは増加傾向、その後は減少に転じているとのこと。また、全婚姻件数に占める一方が外国人である婚姻件数の構成割合は、平成25年以降ほとんど横ばいです。
また、国籍別に平成27年度のデータを見てみると、
《夫日本ー妻外国の夫妻における妻の国籍別婚姻数》
総数:14809組
中国:5730組
フィリピン:3070組
韓国・朝鮮:2268組
タイ:938組
米国:199組
英国:44組
《妻日本ー夫外国の夫妻における夫の国籍別婚姻数》
総数:6167組
韓国・朝鮮:1566組
米国:1127組
中国:748組
ブラジル:344組
英国:235組
それぞれ、上記のような数値となっています。
日本全体の婚姻件数が635156組となっているので、およそ30組に1組が国際結婚のカップルということになりますね。
それでは、この国際結婚、海外の方との出会いをつくるためにはどうすれば良いのでしょうか。今回は、出会いから親密度を上げるまでのプロセスを4つご紹介していきます。
■交流イベントに積極的に参加してみる
海外でも日本の文化の人気は高く、それを学ぶためにたくさんの外国人が来日し滞在しています。
そんな外国人との交流を増やそうと、街や企業、大学などが国際交流イベントを開催することも。
筆者も過去に一度、大学が主催する国際交流イベントに参加したことがあります。会話ができるか最初は不安でしたが、「日本がとても大好き!」という気持ちの外国人の参加者が多く、言葉の壁もそこまで感じずに楽しいひとときを過ごすことができました。
中には個人的に日本語の交換学習を希望している方や、寺社などを一緒にめぐってくれる日本人の友人を探している方もいて、意外とコミュニケーションには困らない印象を受けたことを覚えています。
相手が日本のことを好きで、日本語もそこそこ堪能であるなら、言葉の壁のハードルもクリアできる可能性が一気に高まりますし、距離を一気に縮めて親密な関係になれることも。
そういった意味でも、国際交流イベントはとてもおすすめです。
■ゲストハウスの求人を見逃さない!
今、もしあなたが仕事を探しているならチャンスかもしれません。
ぜひ、「ゲストハウスの求人が出ていないか」を確認してみることをおすすめします。
ゲストハウスとは、外国人が日本での滞在先によく選ぶ宿泊施設です。
毎日多くの外国人観光客が泊まり、中にはしばらくそこに滞在することも多いため、観光地などの案内ができるゲストハウスの従業員は非常に頼られる存在。寝食のお世話をすることで、一気に距離が近づく可能性もあります。
日本での素敵な記憶とともにあなたのことも思い出してもらえるような印象を残せば、たとえ相手が帰国してしまったあとでも連絡を取り合う特別な関係になれるかもしれません。
そして日本を気に入って何度も訪れるうちに、お互いかけがえのない存在に……夢がふくらみます。
■SNSツールは大いに活用しよう
いずれは国際結婚が夢だけど、まずはお友達から始めたい。そんなあなたにはSNSの利用がおすすめ。
日本国内に住んでいて、日本人との交流を希望している外国人のアカウントを検索し、コメントを送ってみましょう。
「Twitter」や「Instagram」などたくさんの種類がありますが、特におすすめなのは「Facebook」。
Facebookは、外国人にとって非常にポピュラーなSNSツールです。顔写真はもちろん、趣味や居住地、活動範囲などもわかりやすいメリットがあるので、活用しない手はありません。
逆にこちらもしっかりとFacebookのプロフィールを充実させ、自分がどんな人間なのかを知ってもらえるようにしましょう。
外国語が苦手でも「今は勉強中です!」と書いておけば、「じゃあ、日本語を教えてよ」というふうにアクションを起こしてくれる人もいるかもしれませんよ。
■バーは鉄板! 「そこに行けば会える」を目指す
にぎやかな雰囲気やお酒が大好きな女性なら、バーに行くのはどうでしょう。
最近は日本でも、外国人が多く集まるバーが増えてきましたよね。サッカーの試合観戦のときなど、スタンディングバーで多くの外国人がハイタッチをしながらお酒を飲んでいる……そんな光景もよく見られます。
そんなイベントの日以外でも、仕事終わりにふらっとひとりでバーに立ち寄り、軽くお酒を飲む外国人は多いそうです。仕事とプライベートのオンオフを切り替える場所がバーなのかもしれませんね。
お酒が入っていると気分もよくなり、国籍のハードルを飛び越えて、「よければ一緒に飲まない?」といったお誘いもお互いにしやすくなります。くだけた雰囲気の中なら会話もスムーズですし、話が弾めば連絡先を交換できることも。
コツは、やはり多くの外国人が集まるバーを探すこと。お店の特性上常連も多いと思われますので、自分も負けじと通って常連になることを目標としてみてください。「あの店に行けば会える」と思ってもらえるようになれば、いずれお酒の力を借りなくてもよい関係になれる可能性大。
■海外へ飛び出さなくても、国際結婚のチャンスはある
国際結婚のための出会いについて考えたとき、海外へ飛び出さなくてもこんなにたくさんの選択肢が身近にあります。
しかし、どんな場所でもまずは行動力。言葉の壁があったとしても、関係性を深めていく方法は存在します。
あなたのグローバルな恋愛がうまくいくよう、心から応援しています。
Text/ぐりにん