「素敵に装うこと」は武器になる
ある頃から「装うこと」を意識するようになった愛沢えみりさん。以前はTシャツにデニムというラフな格好でお客様と同伴していたことも。キャバ嬢という究極の接客業をしていることもありますが、お客様に大切にされる格好、愛される格好を探るなかで、装うことはひとつのマナーであり、武器でもあると気づいたといいます。
■“装い”を意識したら、周りの見る目が変わった
もし「男性に良い扱いをされたい」「大切にされたい」と思うなら、無理しない程度に“装う”意識は必要です。私はキャバ嬢という仕事柄、着る洋服は相手の好みに合わせるというか、基本的に誰に誘われても嫌われることの少ない格好にしたいと思っています。
これは私のブランド「EmiriaWiz」の洋服作りの基本となる考え方のひとつ。
"愛されキャラになる"という、私がキャバ嬢をしてきたからこその思想に基づいています。
キャバ嬢は勤務時間以外に、お客さんとご飯に行くこともあり、同伴(出勤前にお客さんと待ち合わせをして食事に行くこと)は売れっ子キャバ嬢だったら当たり前。私もお水1本のときは毎日同伴をしていました。
出勤前だから、キャバクラのドレス接客ではなくて、私服でお客さんと会うわけですが、駆け出しの頃は何も考えずに自分の着たいお洋服を着て、デニムにTシャツという格好で同伴していたことも。
すると、「なんでそんな格好なの?」と言われることもよくありました。これは良くないなと思い、自分なりにコーディネートや身だしなみを考えるように。
いろいろ試した結果、気づいたのは、きれいめなワンピースだったら誰にでも好かれるというか、ほぼ不快に思う人がいないということでした。