白パンツは難しくない。おしゃれを洗練させる3つの法則
夏のワードローブに欠かせない白パンツ。爽やかでおしゃれな印象の白パンツですが、着こなすのが難しそうだと感じている方も多いのでは? でも、実はどんなトップスとも合わせやすく、確実にセンスアップして見える優秀アイテムです。ここではおすすめの型や着こなしをご紹介します。
■あえて白パンツを取り入れる
白いシャツやTシャツなど、トップスとして白を取り入れるのはもはや定番。
レフ版効果で顔映りも良く見えるので、ここぞ! というときは必ず白い服を選ぶ方も多いのではないでしょうか。
トップスに比べると、ボトムスに白を持ってくるのは少々冒険で、尻込みしてしまいがちです。なぜなら、白パンツに対するマイナスのイメージがいくつかあるから。
主には以下の3つではないでしょうか。
・ 膨張色で太って見える
・ 汚れが目立ちやすい
・ インナーの透けが気になる
■脚のラインを拾わないものを選ぶ
確かに白は引き締まって見えるダークな色と比べると、膨張して実際よりも多少太って見えることがあります。
わたしもそうですが、下半身の肉づきが気になる方は、脚のラインを拾わないようなゆったりとしたシルエットのパンツを選ぶとさほど気になりません。
センタープレスの入ったワイドパンツなら、肉感を拾わず、脚のラインをまっすぐ綺麗に見せてくれるので、細見え効果が絶大です。
また、先に向かって細くなるテーパードタイプのパンツも、腰回りにゆとりがあり、リラックス感をキープしつつ、すっきりと見せてくれる効果があります。
自分の体型に合ったパンツなら、膨張色の白でもスタイルアップして見えるはずです。
■プチプラを選べば汚れたときも安心
お気に入りの白パンツで出かけても、汚してしまったらショックですよね。
汚れが目立ちやすいだけに、白を着用していると汚してしまわないかとそわそわして落ち着かない、なんてこともよくあります。
そんなときは、汚れを落としやすく、また洗濯機でザブザブと洗えるプチプラの白パンツを選ぶのがおすすめ。
速乾性のあるポリエステル素材のものなら、汚してしまった部分のみさっと出先で洗ってもすぐに乾きますし、帰宅後洗濯機で洗えばより完璧でケアも簡単です。
また、あらかじめ着用前に防水・防汚スプレーをかけておくのもひとつの手です。
工夫を凝らして気兼ねなく白パンツのおしゃれを楽しみたいものです。
■裏地つきの白パンツを選べば透けない
白パンツ最大の問題点、”透け”については、こちらはスリムなデザインのものよりワイドなシルエットのものの方が安心です。
そして、必ず「裏地のついているしっかりとした生地のもの」を選ぶこと。
しっかりした生地というと、厚地になり、夏には暑いのでは?という懸念もありますね。
最近は通気性や冷感・涼感機能に優れた厚手の素材を使ったパンツが増えてきています。タグに「涼感」「吸湿速乾」などと記載されているものを選ぶと良いです。
これで肌の色に近いカラーのインナーを着用すれば、ほぼ透けることはありません。
ですが、肌の色や光の加減などによって透け具合も違ってくるので、必ず試着をしたら試着室から出て、明るいところで後ろ姿を確認するのはマストです。
■ベージュシャツ×セミワイドパンツのコーデ
上記3つのポイントをもとに、白パンツを使ったコーディネートを3つご紹介します。
まず、ベージュのシャツにオフホワイトのセミワイドパンツのコーデです。
パールボタンがアクセントになったシャツは、甘くなりすぎないようセミワイドパンツを合わせました。
膨張して見える淡い色のボトムも、センタープレスのおかげですっきりしたシルエットに見えます。
ベルトは今季流行のロープベルトをして、ポイントを作ります。
シャツは、襟抜きをして袖をまくり、前だけインすれば、こなれ感ある着こなしになります。
きちんと感を残しつつ、適度にリラックス感のあるコーディネートです。
■仕事や学校行事にはネイビージャケットを合わせて
こちらは白のテーパードパンツ。
楽天で購入したプチプラのものですが、脚につかず離れずの絶妙なシルエットが細見え効果ありの1本です。
ウエストゴムで楽な穿き心地ですが、きちんとして見える万能パンツなのも嬉しい。
この日はネイビーのノーカラージャケットを合わせました。
ジャケットの下は白のニットとパンツのワントーンでIラインを意識すると、すっきりして見えます。
プチプラのパンツはネイビージャケットと合わせることで、オフィスシーンや学校行事にも対応できます。
気兼ねなく穿けるのもいいですよね。
■オールホワイトでノーブルな印象に
真っ白というよりエクリュに近いオフホワイトのニットアンサンブルとワイドパンツを合わせたコーデです。
パンツはベージュシャツと合わせたのと同じセミワイドパンツです。
こちらのパンツもウエストに入ったタックが腰回りを目立たせず、センタープレスの効果で脚をすらりと見せてくれています。
裏地がしっかりとついているので透けも気にならず、軽いポリエステル生地で汚れても自宅で選択可能な優秀アイテムです。
オールホワイトのコーデは全体が膨張して見えがちなので、メリハリを出すことが大事です。
この場合、カーディガンの上からベルトをして、ウエストマークすることによって膨張して見えるのを回避しています。
また、アクセサリーや靴などで色味を加え、ポイントを数点作って散らすことも、全体がぼやけてしまうのを防いでくれます。
■自分に合う1本と出会おう
シーズンライクな着こなしに欠かせない白パンツ。
クリーンでノーブルな印象ですが、合わせ方によってスタイリッシュにもエレガントにも印象を寄せられます。
自分の体型に合った白パンツが1本あると、着こなしの鮮度を一気に高めてくれることでしょう。