「‘リップロール’法で、唇をふっくらと柔らかく!」【藤原美智子 連載】
ヴォイストレーニングでリップロールを練習したら、唇の周りの表情筋が柔らかくなり、さらに唇に柔らかさとふくらみが蘇りました。
「一生に一度は、歌を上手に歌ってみたい!(音痴なので)」と思い立ち、先日、ヴォイストレーニングを受けてみました。
そのレッスン中に、上下の唇をブルブルと震わせながら発声をする「リップロール」というトレーニングを受けました。いわゆるブーイングするときのような「ブ~」という口元を作りながら(‘あひる唇’の大げさ版とも言えるかしら)、上下の唇を震わせるというもの。
何故、これが歌のレッスンになるかと言うと、唇周りの表情筋を柔らかくするためらしいの。そして、きれいに歌えるためには唇周りの筋肉が柔らかいことが重要らしいんです。私にはこれが全然できなかったんです。つまり私の唇周りの表情筋は硬いということなんですよね。
次回のレッスンまでには出来るようなろうと、それから2週間、毎日、練習していたら少しずつできるようになり、今では立派な(?)リップロールができるようになりました。つまり、やっと唇の周りの表情筋が柔らかくなってきたということです。
さて実は、ここからが今回の本題。あることに気がついたんです。リップロールができるようになる、つまり唇の周りの表情筋が柔らかくなると、唇自体がふっくらと柔らかくなるということを……!
職業柄、いろいろな年代の方をメイクしているので、唇のふくらみは年を重ねていくほど内側に入り込んでいって薄く小さくなることは知っていました。でも、まさか、そうした老化現状と唇周りの表情筋が関係しているなんて気がつかなかった!
リップロールというのは上下の唇の内側を外側に出すようにしながらするのですが、この動きはつまり、内側に入ろうとうする老化減少を外側に押し戻すような訓練をしていることだったんです。とは言っても、それは唇周りの筋肉を緩めるからこそできるようになるということ。そしてこの表情筋が緩むからこそ、唇自体がふっくら柔らかくなるという図式だったんです。
「なんか最近、唇が薄くなってきたかも」と思っている人は、「リップロール」を練習して、唇周りの表情筋を柔らかくしてみて。唇に柔らかさとふくらみが蘇るはず!