「セフレ」から始まった女性を恋愛対象として見るきっかけって?
カラダだけのつながりで始まった女性に、いつしか恋愛感情を覚えてしまう。そもそも、セフレだからといって、決して別の関係に進展しないわけないですよね。その境目は自覚できないくらい曖昧で、意識した瞬間から男性の言動には変化が現れます。セフレを本当に好きになるきっかけには、何があるのでしょうか。
■「セフレ」とは本当にカラダだけが目当てで会うのか
セフレとは「セックスフレンド」、つまりセックスありきの関係です。
セックスは、本来お互いに愛情を持つ人間同士がすることですよね。一般的に「セフレ」に良いイメージがないのは、「好きでもない人と寝るなんておかしい」という道徳観念を刺激されるのが理由です。
確かに、恋愛感情がない人間とセックスができるなんて、よほど性欲が強いのかと思うかもしれません。
ですが、「やりたい」という直球の性欲は、誰もが持っています。口にしないだけで。
恋愛なんて重たい関係は煩わしい、でも快感を共有できる相手は欲しい。そう思う人も大勢います。
特に男性は、子孫を残したい本能を強く持っています。好きかどうかをいちいち確認して抱き合うステップは、「それが普通とわかっていても面倒くさい」のが本音。
だから、自分の性欲を優先して会えるセフレが欲しいと思いますが、本当に快感を得ることだけが目的なら、風俗に通えば済みますよね。お金を払えばそれで片付くつながりなら、後腐れなく続けられるはずです。
そうではなく、あえて自分が住む世界の中に相手を探そうとするのは、「性欲以外のもの」も共有する可能性があることを受け入れているから。
たとえば、何度でも会えば女性の人となりがわかってきます。どんなスマホを使っていて、どんな服が好みで、セックスが終わった後に飲むドリンクは何をよく手にするかなど、細かい情報はどうしても入ってくるもの。
それらは、決して恋愛感情を持っていない相手だとしても、男性の中に存在感を残します。合わない相手ならすぐにつながりも終わるだろうけど、何度でも会える、つまり会いたいと思えるような女性なら、その時点で人としての好意を持っている証拠です。
セフレとの付き合いに悩んでいる女性の多くが、
「本当にカラダしか求められていないようで悲しい」
と口にしますが、男性は性欲と好意を切り分けて考えられるほど器用ではありません。
また抱きたくなるのは、居心地が良いから。風俗などと違い体以外の接触があるセフレの関係は、どうであれその人が「好き」でないと続きません。
「体の相性が良いから」と言うとき、そこには肉体だけでなく心のつながりも含まれます。
男性は性欲も好意も一緒くたに「良い」と感じてしまうので、女性には快感が先行しているように見えますが、本当は何度でも抱ける時点で好きなのですね。いちいち言われないから女性側が悩むことになります。
そして、そんな男性が立ち止まるとき。自分ではこの女性はセフレだと思っていたけど、どうも違和感がある。「セックス以外の価値」を女性の中に見つけてしまった瞬間が、恋心を自覚するきっかけになります。
では、具体的にどんな変化が男性の中に起こるのでしょうか。