彼氏がいるのにセフレとのセックスがやめられない本当の理由
大好きな彼氏がいるけれどセフレとのセックスがやめられない人がいます。大事にしてくれるし良い交際ができているのに、カラダのつながりしかないセフレとのセックスを求めてしまう。それって、本当に彼氏を好きと言えるのでしょうか。セフレとのセックスがやめられない本当の理由とは……? ある独身女性のお話です。

■彼氏はいるけどセックスが不満......
彼氏がいるのにセフレがいる女性からの相談
でも、セックスが淡白なこと以外は、仕事も真面目だし誕生日やイベントはサプライズを用意してくれて盛り上がるし、別れることまでは考えませんでした。
そんなとき、会社の同僚がマッチングアプリを使っていることを知り、どんな人がいるのかなと興味本位で登録してみました。セックスの相手を探すような募集が多くて驚いたけど、いろんな人のプロフィールを読んでいるうちに私も『その気』になってしまい……。気になる人に思い切ってメッセージを送ってみたらすぐに返事をくれて、やりとりを重ねて少しずつ打ち解けていきました。
普段、彼氏へのセックスの不満なんかを人に言う機会がなくて、『知らない人だから話してもいいか』と思ってしまい、愚痴をぶちまけていたらある日『会って話す?』と誘われて。実際に会う、となると『これは浮気?』と悩みました。一度はお断りしたものの、誘われたことを嬉しく思う気持ちがずっと残っていて、結局会社の帰りに『カフェでお茶をするだけ』と自分に言い訳しながら会いに行ってしまいました。
顔を合わせてみると、アプリで話すよりずっと自然に会話ができて、気がつけば3時間近く話しっぱなし。彼のほうも『楽しい』と言ってくれて、また会う約束をしました。何となく自分でも『このままじゃ危ない』と感じていたけど、次に会ったときはお互いセックスしたい気持ちを持っているのが伝わって、誘われるままホテルに行きました。
完全に浮気だし、彼氏に申し訳ないと思っても積極的にセックスを楽しもうとする彼との時間はすごく楽しくて、正直に言うと彼氏とのセックスよりずっと気持ち良かったです。やめなくちゃと思うけど、彼に会いたい気持ちが止められません。どうすれば良いですか?」(31歳/販売)

上の彼女は、マッチングアプリで出会った男性のことを「セフレ」と言っていました。確かに、交際している「彼氏」がいるのなら、セックスするだけの相手はセフレになりますよね。
ですが、本当にセックスの快感が欲しいだけで会いたいと思い続けるものでしょうか。彼氏とのセックスに不満があるのなら、それを伝えて解決の道を探すのが本来の筋といえます。彼女が言わない限り、彼氏のほうはストレスを感じていることを知りようがないからです。それを避けて、別にセフレを作ってしまう。罪悪感を抱えながら会うのをやめられないのは、彼女の中に「本当の不満」があるからです。
■彼氏がいるのにセフレを作ってしまう心理とは?

彼女が打ち明けてくれた悩みは、「彼氏がいるのにセフレを作ってしまったこと」でした。
「どうしてエッチの不満を彼氏に言えないの?」と単刀直入に尋ねると、「性欲が強いって思われるのが嫌だし、彼氏は満足しているみたいだから。不満はそれだけだし……」と口ごもりながら答えてくれました。
「不満はそれだけ」だから、自分が我慢すればいい。彼女はずっとそう思いながら過ごしてきました。
ですが、本当に耐えられるなら、セフレを作ることはありません。どんな理由を見つけても、彼氏がいながらほかにセックスする相手がいるのは浮気です。
「彼とはカラダだけだから」「恋愛感情はないから」と彼女は繰り返し口にしますが、それは彼女の都合。「彼氏とのセックスが不満だから」では、浮気を正当化することはできません。
では、セフレの彼に向けている気持ちは何なのでしょうか。会いたいと思うのは、「彼とセックスがしたいから」です。でも、本当に抱き合いたい相手は彼ではなく交際中の彼氏であるはず。
セックスは、お互いの愛情を確認し合う行為です。裸になるのも、快感を共有するのも、好きな相手だからこそできるもの。それを彼女は忘れています。
快楽だけが目的で彼氏以外の男性と寝るのは、本当はとても難しいこと。恋愛感情のない相手に自分の一番恥ずかしい部分をさらすことなど、快感に身を委ねる自分を見せることなど、できません。
セフレの彼にこそ、彼女は自分の本当の姿を見せることを良しとしています。
セックスが愛情の交換である以上、「彼とはカラダだけだから」「恋愛感情はないから」という言い訳は通用しません。逆に言えば、「彼氏より強く求めてしまうのがセフレの彼」なのですね。