出会いをゲットする会話力とは？　婚活スペシャリストの佐藤律子さんが指南

婚活でカップルになってもその先がない。
友人に紹介してもらったのにデートが楽しめない。

男性とのお付き合いに関してストレスを感じている女性は多いかもしれません。

特に大人の女性には、20代女性と比較して「自分は若くないし……」と思ってしまったり、男性にガツガツしている自分に嫌気がさして、自己否定をしてしまうシーンが見受けられます。

ですが、それは非常にもったいないことだと私は思います。

今回は、恋愛にも婚活にもパートナーシップにも役立つポイントをお伝えするので、ぜひ実践してくださいね。

⬛「大丈夫です」という口癖にサヨナラをして！

35歳～40歳女性には、勉強に励み、仕事をきちんとこなして、経済的にも自立した真面目でしっかりタイプが多い印象です。

それはご両親が教育に熱心で、学問を修めさせて、社会に出たとき一人前の社会人として働くことを求められてきた世代だからだと考えられます。

しかし、今の日本社会にはさまざまなジェンダーの壁があり、”男勝りになる”ことを余儀なくされた人は「負けたくない＝甘えられない」マインドが根付いてしまっていることが。

そのため、相手から向けられた好意に気づかないことがあります。

例えば、男性から「手伝おうか？」と聞かれたら「大丈夫です！」と応える女性。

相手に負担をかけたくない気持ちから返事をしていますが、男性にとっては、親切心を断られたことになるのです。相手は、自分が必要とされていないんだなと思うため、ちょっとした距離が生まれてしまうこともあります。

もしも、今あなたが好意を抱いている人がいる場合は、この「大丈夫です」にサヨナラをしてください。少なくとも、その相手にはなるべく言わないようにしましょう（もちろん本当に大丈夫なときは除きます）。

これは、相手に媚びを売る……ということではありません。その人に頼ること、弱さを見せることはなにも悪いことではないということを知ってほしいのです。

そこからコミュニケーションが生まれることもありますし、「誰かに頼ることは自分の価値を下げることだ」という自己否定を崩すことができます。

⬛デートの減点方式はNG！　アドバイス方式で相手と接する

やっとデートまでこぎつけたのに、「１対１で会うと楽しめない」「理想の相手と違った」などの話をよく聞きます。合コンやパーティといった集団の中で出会うと、現実よりお互いがとても素敵に見えているんです。

デートで会うと、相手のことを知ろうとするのではなく、チェックしてばかりいませんか？

・エスコートができない
・選んでくれた飲食店がデート向きでなかった
・自慢話ばっかり
・服装がダサい

上記のようなNGポイントを相手につけて減点していてはもったいない！　

これは相手が経験不足のためにできない場合が多いのです。

ヒールを履いている自分に足並みを合わせられなければ「もう少しゆっくり歩いてくれると嬉しい」と伝えることや、自分のお気に入りのお店を案内する、会話から相手の人となりを引き出してみたり、自分好みのファッションをすすめてみたり……あなたのアドバイス次第で素敵な彼氏に変化しますよ。

相手を減点方式で見るのではなく、もっとこうすれば良いかも、というコミュニケーションを大切にしてみてください。

いろいろな経験を一緒にしていけば、相手との距離が近くなり、より良いお付き合いに発展していきます。

⬛出会いをゲットする会話力は、互いの不完全さを認め合うことから

たとえ容姿が美しくても、淡白な言葉でしかコミュニケーションをとれない女性は、男性から敬遠されやすいです。

また、男性の距離を詰めより過ぎるとうまくいかないものです。自分からアプローチしすぎて、相手にとって都合のいい女にならないよう注意しましょう。

そして、自分の魅力を好いてくれる男性に出会ったら、尽くす恋ではなく尽くされる恋を目指していきましょう。デートはあくまでアドバイス方式で！　

相手の良いところを少しずつ増やしていくことが大事です。「大丈夫です！」と言って、頑なに自分で全てを背負いこまないでください。男性に頼って良いのですから、自分をもっと解放してあげましょう。お互いの不完全さを認め合って、相手を大切にする心がけがあれば、より良いパートナーシップが築けるようになります。

佐藤律子さんプロフィール

婚活イベントは毎回カップル成立率50％以上（最高スコア81％）の実績を継続。著書『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』（かんき出版）はAmazon結婚カテゴリ連続１位・ロングセラーに。『頭脳派女子の婚活力』（青春出版社）も好評発売中。

公式HP：http://www.iseikan.jp