1. DRESS [ドレス]トップ
  2. 恋愛/結婚/離婚
  3. 恋人より信頼できる!? 女子トモ男子との出会い

恋人より信頼できる!? 女子トモ男子との出会い

「恋人の悩みを聞いてくれる」「日帰りのプチ旅行に行く」「一緒に映画見てゴハン食べる」……これらを同性ではなく異性の友達が立ち振る舞っていたら、あなたはどう感じますか。最近では、友達以上彼氏未満ではなく、女性のような男友達=女子トモ男子が多いそう。恋人よりも信頼できるとの噂まである、この女子トモ男子の実態をご紹介し

恋人より信頼できる!? 女子トモ男子との出会い

⬛︎「イチャイチャ」じゃなくて「ニャンニャン」したい

食品メーカーの企画に勤める38歳の涼介さん(仮名)は、自称女子トモ男子だそう。ご本人が自認する、その理由について聞きました。

——女子トモ男子として、認識はありますか。

全然ありますね。僕は女性と「イチャイチャじゃなくて、ニャンニャンしたい」タイプなんです。つまり、異性としてラブラブしたいとは思っていなくて、一緒に過ごして楽しみたいだけ。

幼いころから、男子といるより女子と遊んでいた方がラクな性格でした。女子が好む遊びも好きで、おままごとでパパ役とかね(笑)。卒業旅行なんて、3人が女性で、僕がひとりだけ男の4人組で行きましたよ。

——結婚されても女子トモ男子として、女性と一緒に出かけるのですか。

容姿がゲイっぽいとかよく言われるけど、結婚していますし恋愛の対象は女性です。

でも女友達と出かけるときは、ラブラブではありません。単に男友達と一緒に飲んでいる感覚と変わりはないかな。逆に同性といる方が疲れてしまう。自分には男性社会のマッチョな文化があっていないんだな、と大人になってからわかったけど。

——女子トモ男子として具体的な付き合い方を教えてください。

平日は彼氏がいない女友達と飲むことや、月に2回ぐらい茶道の習い事をしているので、一緒に参加することが多いかな。

あとは、食品の企画が仕事だから、食べ歩きのときは自分から誘います。自分で作った料理の写真を送り合ったりしていますね。

⬛異性としてのハードルを勝手に下げられている!

フォトグラファーのタカシさん(仮名)は36歳で、ファッション雑誌をメインに活躍されているだけあり、柔らかな人柄で初対面でも安心できる雰囲気を持っている方です。

——タカシさんはご自身のことを、女子トモ男子として認識されているのでしょうか?

学生のとき同級生に「彼氏より男友達としていたいタイプ」と言われたことがありますね。

「女性からふたりで遊びに行こう」という誘いは多いと思います。相手は男友達として接しているけど、僕は勝手にデート気分でいる(笑)。

でもそこで、スキンシップはしません。よく男性で「女性との友情はない」と断言している人もいるけど、それは女性に対して失礼だと思うし、僕はそんなに下品ではないから。

女子トモ男子として僕自身は思っていないけれど、女性が感じている確率は高いんじゃないですかね。なんか「異性としてのハードルを勝手に下げられている」感じがして好きではありませんが。

——彼女がいても女子トモ男子として、女性と一緒に出かけるのですか。

僕に彼女がいて、相手も彼氏がいる場合でも、女友達からも誘われることは多いですね。

自分が女性に対して、あまり異性として意識しないでナチュラルに接することができるのは、職業柄もあると思います。常に美しく撮る被写体として女性と関わってきているから、共感できるポイントが多いし、女性の価値観や趣味思考に興味があって。

だから、いろいろな女性と会って話を聞くことや、物事を共有できたら楽しいです。あと同性といるときは、どうしても比較し合って競争しているかのように感じる瞬間があるから、異性といれば気持ちがラクなときもああります……。

——女子トモ男子として具体的な付き合い方を教えてください。

彼氏の悩みを聞いたり、恋人の興味がないライブにふたりで出かけたり。あとは、鎌倉や軽井沢といった日帰りのプチ旅行とか。

お互いに恋愛感情は芽生えないし、一緒にいても違和感はないですよ。今はフリーだから、素直にデート気分を楽しんでいますけどね。男友達と遊ぶときは、飲みでバカ騒ぎをしているか、気になるイベントに行ったりとか、会う目的が明確になっていることが多いです。

でも女友達なら、最近のトレンドや気になるレストラン、雑誌・テレビの話など、日常の些細なテーマを話し合えるから良いなと思っています。

⬛リラックスできる関係性を築くふたりの女子トモ男子

女性が異性として意識しないで、友達として関係を育むことができる女子トモ男子。

今回は、自他ともに認める女子トモ男子の涼介さんと、女性の方から女子トモ男子としての立ち位置を求められているタカシさん、とタイプが異なるふたりの男性に話を聞きました。

共通していることは、男性社会におけるマッチョ文化に疲れたとき、女性と一緒にいる自分がリッラクスできて楽しめるとのこと。

しかし、女性でも同性同士で張り合ってしまいネガティブな気持ちになることはありますよね。そんなとき、女子トモ男子なら自分の気持ちを吐露しやすく、お互いの人生を応援し合える仲になれるかもしれません。

取材・Text/鈴木リナ

DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

関連するキーワード

関連記事

Latest Article