大切なことは“夜”学んだーー人が動いてくれる営業方法 2/2
■キャバ嬢時代の「メール営業」のおかげで、粘り強く交渉できる
キャバ嬢時代のメール営業も役に立ちました。基本的にお客様は他のお店にも行かれます。だから、メールは返信がなくて当たり前、お店に来なくて当たり前なので、1回くらい「無理です」「行けません」と言われたところで、諦めないで何度も交渉します。
それに比べて、ビジネスメールは必ずと言っていいほど返信がくるので、精神的に楽かもしれません。何度か交渉することで、嫌々かもしれないけど取引をしてくれるようになった人、以前に条件が合わなかったり、険悪な感じになって取引をやめた会社や人に対しても連絡をすることがあります。
ほとぼりが冷めた頃に普通に「お久しぶりです、元気ですか? この間はすみません」とLINEして関係を復活させたりもします。
自分が知っている人で頼っても良そうな人には、どんな人でも基本的には頼ります。
人によっては非常識と感じる事もあるかもしれませんが、これが私なりの営業方法です。人の話をよく聞いて、諦めないで何度も交渉するーーキャバクラで私が学んだ仕事術。
無知だった私もあれから5年、昔はキャバクラしか取り柄のなかった私ですが、今はこういった連載をさせていただいたり、社長対談などにも出させていただけるようになりました。
昔より知識は多少あるけど、まだまだ知らないことばかりなので、これからもこの営業方法は変わることがないと思います。