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月曜日が憂鬱なあなたへ――仕事を「納得いくもの」にしてみませんか?

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わたしたちの周りにはたくさんの仕事論が溢れている。 でも、押し付けられる「べき論」なんて気にしなくていい。振り回されなくていい。だって、仕事の数だけ人がいて、人の数だけ思考や想いがあるから。自分自身が納得できる仕事をして、健やかに生きていこう。

月曜日が憂鬱なあなたへ――仕事を「納得いくもの」にしてみませんか?

日常って、誰かの仕事のあつまりだなぁ、と思う。

この文章を書いているパソコンも

友達といっしょに味わうコーヒーも

もう春だなって思いながら歩く道路も

どこか違う国に飛んでいく大きな飛行機も

その部品になっている小さなネジも。

全部、誰かの仕事で成り立っていて。

わたしはその中で生きているんだなぁと気づく。
今日も明日も、誰かの仕事の中で生きてる。

仕事の数だけ、ひとの考えとか、想いとかがあるのだと思う。

美味しさで喜ばせたい

女性の美しさを引き出したい

いいデザインを生み出したい

地方の魅力を発信したい。

そういう野望のようなものもあれば、

家族をちゃんと養いたい、安定した暮らしがしたい、そういうものも、きっと。

なによりも最優先に仕事。そういう人がいれば、そうじゃない人もいる。

ライフワークバランスもあれば、ライフワークブレンドもある。生活のためのライスワークもある。

今日も明日もわたしたちは、仕事という名の「人の想い」の中にいる。

人それぞれだから、
仕事をする理由なんて何でもいい。

そこには、正解も不正解もないし、
たぶんなくていい。

ただひとつだけ。

自分自身が自分の仕事に納得しているかどうかは、ちょっと大切かもしれないなと思っていて。

どうして今日、この仕事をしているのか。
その理由なんて何でもいいけれど、でも、その理由がちゃんとしっくりきているのかどうか。

自分自身が、自分に「いいね」って言ってあげられるかどうか。

少し前、わたしは自分の仕事に違和感があった。

普段ライターとして取材をしていて、たとえば、原稿が完成したことを知らせるメールを送る。それをしばらくコピーアンドペーストで送信してしまっていた。

「先日はお時間いただきありがとうございます」

「原稿が完成しました」

「ご確認ください」

仕上がりを告げるだけだから、書き変えるのはほとんど冒頭の宛名くらい。

怠けようと思ったわけじゃない。
無意識にルーティンになっていて。


それである時、気づいた。

取材後のやりとりが機械的になってることに。

わたしの場合、納得のいく仕事は「温度を感じる仕事」。仕事も血の通った人間同士が関わるものだから、やっぱり体温を交わすものにしたいっていつも思っている。

それなのに、コピーアンドペーストで送った無機質なメールから、果たして体温が伝わるのだろうかって。なにも考えずにルーティンで仕事をすることは、わたしの「納得」には当てはまらない。

それからは

「どういう意図で内容を構成したか」

「何をいちばん伝えたくて原稿を書いたか」

をちゃんと書くようにした。

メールをただ一通送るというより、
相手への想いをひとつ、心に届けるような気持ち。

返ってくるメールにも変化が起きた。

相手の方の感想や、原稿を読んでのメッセージが書かれている。
形式的なものじゃなくて、ちゃんと温度が伝わってくる。

文字の羅列から、相手の表情がふわっと浮かぶような感じ。

自分自身で「いいね」を出せると、仕事はより楽しくなる。

本屋さんに行くと、仕事論を説くようなビジネス書がいっぱい並んでる。

デキる女の条件とか、トップセールスウーマンの営業ノウハウ、とか。

でもきっと、仕事をする理由なんて何だっていい。

キャリア思考もいいし、家庭第一もいい。
大切なことは、自分自身がちゃんと納得していることだと思う。

誰だって、納得できないことをやるのは嫌なはず。

仕事を嫌々やることって幸せじゃない。

自分自身が幸せじゃないのに、仕事の先にいる相手を幸せにはできない。

だから、もし今の仕事がつまらなければ、仕事をする理由をひとつ見つけるのはどうだろう。自分自身が納得できるのならば、どんなものでも構わない。

堅苦しいものじゃなくたっていい。たとえば、給料日に美味しいもの食べるため! とか、可愛いワンピースを買う! とか、そういうのだって充分。

ぽんぽんと、自分の心が弾むようなものを。

日常は誰かの仕事のあつまりで、溢れているその仕事の数だけ、人の考えや想いがある。

その考え、想いがそれぞれに「納得のいくもの」であれたら。

仕事が嫌なものじゃなくなるかもしれない。

ちょっと肩の力が抜けるかもしれない。

月曜が憂鬱じゃなくなるかもしれない。

それってとってもヘルシーだ。
日常はものすごく健やかな世界になる。

わたしもその世界をつくるひとりでありたいなぁと、これを書きながら思う。

だから、納得のいく仕事をしよう。

今日もわたしたちは誰かの仕事、
たくさんの想いの中で生きている。

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榧野文香(あやか)

ライター/物書き

1988年生まれ。 「仕事」「生き方」についてよく書きます。 言葉をつむぐことで、日々の温度をすこしあげられたら。 空を眺めることとお散歩が好き。

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