フランス人カップルの「贈り合う」バレンタインがあたたかい

フランス人カップルの「贈り合う」バレンタインがあたたかい

いつも愛にあふれているイメージがあるフランス人。年に一度のイベントであるバレンタインは彼らにとっても特別な日なのでしょうか。愛を告白したり、プレゼントを贈ったりする、どうやら私たちとは過ごし方までも少し異なるみたい。そこには、いつもと変わらないフランスらしい自由で強い愛が存在するようです。


■バレンタインにルールはなし

■バレンタインにルールは無し

日本でのバレンタインは、女性が男性に愛を告白する日ですが、フランスでは男性から女性に愛情表現をするような日。

とはいえ、スキンシップを欠かさない彼らにとっては、バレンタインは特別なものではなさそう。

フランスの友人も「バレンタインにルールはないわ」と言いますし、告白をしたいのであれば、いつだっていいのよと口にするフランス女性も多く、それはそれで納得してしまうのです。

ただ日本ではこの日がある以上、有効的に使いたいもの。好きな人に告白をするきっかけを与えてくれているわけだし、ショコラティエには、美しいボックスに入ったショコラが並ぶのですから。

想いを寄せる人にプレゼントを贈るのは、とてもロマンティックことではないでしょうか。

■フランス人がバレンタインに贈るもの

■フランス人がバレンタインに贈るもの

フランスではバレンタインに花を贈ることが多いと言われているように、この日はバラの花束を手に抱える男性たちを多く見かけます。

この日はまさにカップルのためにあり、どのように過ごすかといえば、予約しておいたレストランで、とっておきの時間を過ごすというワケ。

友人は昨年、奮発して週末にホテルで過ごす時間を贈り合ったそう。この「贈り合う」ということも日本とは異なる点です。また一昨年は、素敵なレストランに行ってふたりだけの時間を、美味しいワインと食事で楽しんだよう。

もちろん、自宅で過ごすカップルもいて、彼が彼女のために手料理を振る舞うことも。どれも特別なことではなく、さりげなく愛が伝わるような気がしませんか?

ちなみにフランスには「義理チョコ」というものはもちろん、友人の間で贈り合う「友チョコ」も存在しません。また勤め先の上司や同僚に、お世話になっているからと贈ることもありません。

■大切なのは、ふたりだけで過ごすこと

■大切なのは2人だけで過ごすこと

フランスのバレンタインの夜は、愛にあふれているようなイメージ。シンプルに見えなくもないけれど、想いはとてもまっすぐという感じでしょうか。

だけど友人は「バレンタインだからといって、必ずしもプレゼントを贈り合ったり、レストランでおしゃれに食事をとったりすることが重要ではないわ。大切なのはふたりだけで過ごすことで、それが互いを喜ばせるのよ」と話します。

そして大切なのは、愛情表現。たとえ、贈り合うものを用意していなくても、言葉やキス、ハグで気持ちを確かめ合っているのは確か。

だけど「ジュテーム(愛している)」といったような、スイートな言葉を相手に伝えることも、キスを贈り合うのも、彼らにとっては日常的なことであって、その日のためのものではないのです。

「相手と触れ合うのはとても重要なことよ。自分が相手にとって、相手が自分にとって大切な存在であるということを感じさせてくれるのだから」。

言葉で伝えるものや伝わってくるもの、相手の体温から感じ取れる愛を大切にしているような、彼女の一言にフランス女性らしい、強い愛を見た気がしました。

さて、今年のバレンタインはどのように過ごしますか? カップルは「贈り合う」という気持ちを大切に、フランス流のロマンティックな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

Text/KUMICO

この記事のライター

アパレル歴20年。フランスのメーカー勤務後、ライター業に転身。2007年初めてパリを訪れたのを機に年に1~2回の「暮らすように旅するパリ」を経験。パリ郊外の町・ブルターニュ・プロヴァンス・アルザス・バスクなども訪れ、各土地の...

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