「△△の時計の機能が気に入っている」
「○○の財布の質感が最高!」
「□□には古い歴史があって、創業者の思いがあって……」
男性に想いを届けるバレンタイン。”きちんと”伝わるコミュニケーション
日ごろお世話になっている人へ感謝の気持ちを伝える日として認識されつつあるバレンタイン。皆さんも、贈り物を何にしようか考え始めている時期ではないでしょうか? 今回はメディアでも多数活躍されている異性間コミュニケーションのプロ・佐藤律子さんに「会社」「友人」「パートナー」3パターンにおいて、男性が喜ぶ贈り物についてご紹介。
そろそろバレンタインですね。
これからチョコレートやプレゼントの準備に取りかかる頃ではないでしょうか? 多くの女性が男性へのプレゼントに悩むそうです。男性に何が欲しい? と聞けば「なんでもいい」とか、いざプレゼントを渡しても薄いリアクションだったり……。
「どんなモノが欲しいの?」「何をもらったら喜ぶの?」「手作りのプレゼントは⁉」と考えてしまい、「男性のプレゼント選びって、すごく難しい……」と思っていませんか?
男性にもいろいろありますが、特徴としては、持ち物に対する「こだわり」や「執着」は女性より強い傾向にあります。女性はアクセサリーもバッグも毎日の気分やTPOで取り替える人が多いですが、男性は気に入ったものをとことん使い込みます。
男性が「コレ欲しい!」と気に入るモノは、その人なりのこだわりがあったりします。
こういうこだわりがプレゼント選びを難しくさせているのでしょうね。
では、男性が女性からもらってうれしいプレゼントって何でしょうか?
男性が喜ぶバレンタインのプレゼントを、男女のコミュニケーションを体系化した異性間コミュニケーションの視点でお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。
1.会社の同僚男性、男性上司、男性部下へ贈り物をするとき
男性というのは、競争本能が強い生き物です。社会的動物である男性の競争ステージが会社であり仕事です。毎日の仕事では常に勝敗について考え「勝ち負け」にこだわりながら過ごしています。
バレンタインデーも、チョコレートをもらえると、「もらえない男性」よりも女性に人気があるということになりますから「勝ち」という心理が働きます。バレンタインさえも「勝ち負け」として考える男性って可愛いと思いませんか? 感謝の気持ちを込めたチョコレートを渡して男性の本能を満たしてあげましょう。
男性の同僚や部下には「いつも、○○してくれてありがとう」という言葉を添えて、男性上司には尊敬とねぎらいの気持ちを込めて笑顔で渡しましょう。100円のチョコレートを身分関係なくあげてもいいですし、上司には少し奮発してもいいでしょう。
もし、一歩リードしたいなら、あげる相手のご家族を想像しながら選ぶといいですね。
同僚や上司のパートナーやお子さんも喜ぶようなチョコレートをプレゼント。パートナーの心理としては、会社でチョコレートひとつもらえない夫より、もらえる夫の方が「慕われている」と誇れるものです。
2.「男性の友だち」へ贈り物をするとき
学生時代からの友だち、飲み友だち、気負わずフランクに話せる男性の友だちは貴重な存在です。ぜひ、お世話になっている感謝の気持ちを伝えたいもの。
チョコレートをあげるのもいいですが、甘いものが得意でない男性も多いですから、男性の友だちにはモノをプレゼントしてはいかがでしょうか?
でも、先に書いたように「こだわり」が強い男性のプレゼントは選ぶのが難しいですよね。
ここでは、男性へのプレゼントのヒントをお伝えします。
異性間コミュニケーションでは、男性は「長方形が好きな形」であるとしています。なぜ長方形が好きなのか?
それは、武器に似ているからです。古代に狩りをしていた時代、素手で獲物を倒すのが難しいと考え、男性たちはその手で武器を作りました。槍、弓、刀、銃……。すべて細長くて長方形の形状ですよね。本能的にその名残が残っているから長方形が好きなのです。
長方形の形のプレゼントでオススメなのは、靴下、ベルト、ネクタイなど。実用的で長方形のデザインですから喜んでくれるはずです。
男性の友だちはバレンタインデー当日に会うことが難しいと思いますので、2月中旬までを「バレンタインキャンペーン」として、遊ぶ約束をした日に「はい! バレンタインだよ」と明るく渡すと好印象でしょう。
3.「彼氏」「夫」へ贈り物をするとき
この関係性の相手であれば、モノより想い出です。
男性は楽しい思い出や、自分に時間を作ってくれたことへの感謝、自分のためにいろいろ悩んでくれたプロセスなど、記憶として残るものに喜びを感じます。大切なパートナーであればなおさらです。
「わたしがご馳走するわ」と彼が喜びそうなレストランに食事に行ったり、「あなたの行きたかったところへ行きましょう」と旅行に出かけたりして、かけがえのない時間をプレゼントしてはいかがでしょう?
日頃のデートや会話などで彼の好みをさりげなく探ってみてください。
「自分が食べたいから、行きたいから」という選び方はダメですよ。そのとき、心のこもった手書きのメッセージカードを渡すのも男性に喜ばれます。ちょっとした心遣いの工夫が男性を喜ばせるコツです。
「会社の男性上司、同僚、部下」「男性の友だち」「彼氏、夫」とパターンを分けてコツをご紹介しました。バレンタインデーを素敵な一日にするためには、男性にプレゼントをすることを恥ずかしがらないことです。
用意したプレゼントを渡しそびれてしまうのが一番後悔することですからね。会った瞬間に渡す! と決めると渡しそびれることがなくなりますよ。
男性へのプレゼントの原理原則は「誰がどういう理由で、どんな思いで贈ったモノなのか」が一番大事なことです。あなたがどんな気持ちで選んだのか、どんな気持ちを込めたのか、それが相手に伝われば、その気持ちが男性にとっては最高のバレンタインになるでしょう。
2月大特集「私が楽しむバレンタイン」はこちらからご覧いただけます。
Text/佐藤律子
婚活イベントは毎回カップル成立率50%以上(最高スコア81%)の実績を継続。著書『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』(かんき出版)はAmazon結婚カテゴリ連続1位・ロングセラーに。2018年春に婚活指南本と男女のコミュニケーション本を2冊出版する。雑誌掲載テレビ出演多数。
特技:タロット占い、好きな動物:猫、好きな言葉:すべてはうまくいく。
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