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目指せ開運! 初詣のときに知っておきたい神社での願い事ポイント

家族と、友人と、大切な誰かと。新年には神社にお参りして新しい1年の幸せを祈り、さまざまな願い事をする人も多いのではありませんか? 神社をはじめとするパワースポットにはどのような心で訪れるといいのか、願い事が届くようなお参りの仕方とはどんなものか、達人に教わった開運の極意をお伝えします。

目指せ開運! 初詣のときに知っておきたい神社での願い事ポイント

こんにちは、島本薫です。
あなたにとって、今年はどんな1年でしたか?

仕事がら英米の文化にふれることが多いものの、実は神道式で法事法要を営む家に育ち、祝詞(のりと)や雅楽に親しんで大人になったわたし。

そんなわけで本日は、わたしが教わった「初詣の極意」をお伝えしましょう。

神社にお参りするときは

神社ブームもあいまって、基本的な参拝の作法は広まっているようですが、まずは簡単にまとめておきますね。

神社の鳥居をくぐるときは、軽く一礼。参道を進むときは、左右どちらかに寄りましょう。中央は神様が通るところで、人の通るところではありません。

参道の脇には手水舎(「てみずしゃ」または「ちょうずや」など呼び方はいろいろ)があるので、ここで手と口を清めます。

1.右手でひしゃくを取って水を汲み、左手に水をかけて清め、
2.左手に持ち替えて、右手を清め、
3.右手に戻して左手に水を受け、その水で口をすすぎ、
4.もう一度左手を清め、
5.ひしゃくを立てて、柄に水を伝わらせて清め、元に戻す。

清め終わったら、ハンカチで手をふかないように……! 冬はつらいのですが、ここは我慢ガマン。

神前では中央を避けて立ち、小さく一礼。お賽銭を納めたら、一度鈴を鳴らして神様にご挨拶。

「二礼二拍手一礼」で拝礼します。読んで字のごとし、二度深くお辞儀(二礼)、胸の前で二度手を打ち合わせたら(二拍手)、両手を合わせて祈ります。祈り終えたら手を下ろし、最後にもう一度深くお辞儀(一礼)。

境内を出る際にも、もう一度社殿に向き直って一礼します。

ここまでが一般的なお作法の話。それではわたしが教わった「お参りの極意」に、移りましょう。

「祈り」と「願い」は違う

まず「初詣」は、三が日にこだわらなくていいそうです。1月のどこか、込み合わない時期でかまいません。

そして、心にとめておいてほしいのは「神社は願い事をするところではなく、祈るところ」だということでした。

神社に限らずどんなパワースポットでも、ご利益を願う必要はない。外に何かを求めるのではなく、大きな存在と交流して自分を大きく育ててもらうように祈ればいいんですよ――そして、願い事はこんなふうにするといいでしょう、と教えてくれたのです。

神社の鳥居をくぐる前に

神社に入ると、なんだか清々しい気持ちになりますよね。どこかポジティブな波動に包まれるのを感じるからでしょう。

鳥居の内側は「結界」になっています。そのなかに、“望む状態にないわたし、ダメなわたしの願い事”を持って入る必要はありません。重くネガティブな想いが、かえって願い事を邪魔してしまいます。

だから、願い事は、するなら鳥居の外で。神社に入る前に、自分はどこの誰で、何を願っているかを神様に伝えます。想いだけを、先に神社のなかにお届けする感じですね。

いざ鳥居をくぐったら、あとはただ神社の雰囲気を味わえばいい。神前では感謝の気持ちで礼をして、手を合わせるだけでいいのです。

神前では個人的な願い事は忘れていい

神社でのお賽銭は、お札や5円(ご縁)よりも「白いコイン」がいいそうです。つまり、「1円」「50円」「100円」「500円」のどれかですね。

また、大きな願い事をしたからたくさんのお賽銭を入れなくては、ということではないとのこと。境内に足を踏み入れたときから、神様にはあなたのこともあなたの願いもお見通し。

金額ではなく、真心をもって相対する。お参りがすんだら「ありがとうございました」という気持ちで帰る。

難しく考えることはありません。神前では個人的な願い事は忘れていい。――それだけを覚えておいて、清々しい気持ちで神前に向かいましょうね。

来たる年が、あなたにさらに幸せを運んできますように……!

※こちらは2017年12月28日に公開した記事内のリンク切れなどを修正した上で再掲載したものです。

島本 薫

もの書き、翻訳家、ときどきカウンセラー、セラピスト。 大切にしている言葉は “I love you, because you are you.” 共感覚・直観像記憶と、立体視不全・一種の難読症を併せ持ち、自分に見えて...

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