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化粧水は今の3倍入れ込む。美容皮膚科で教わった、大人の乾燥肌ケア【猫川舐子】

美容皮膚科の看護師さんに、大人の乾燥肌のスキンケアは「今の肌悩みや基礎化粧品のラインアップを意識するだけでなく、今後、加齢に伴って肌の水分量が減っていくことに着目する必要がある」と教えていただきました。重要なのは、化粧水をたっぷり、今使っている量の3倍は使い、とにかく水分を入れ込むこと。方法を具体的にご紹介します。

化粧水は今の3倍入れ込む。美容皮膚科で教わった、大人の乾燥肌ケア【猫川舐子】

今年は「フェイシャル強化元年」として、定期的に美容皮膚科に通い、施術を受けています。ある日、看護師さんに、「今の肌だけを見れば申し分ないけど、このままだと将来の肌状態が少し不安だなあ……」と指摘されてしまいました。

私は乾燥肌なので、しっかり保湿できるアイテムを採用するなどして、自分なりに気を使ってきたつもりでいました。それでもプロから見ると、日頃のケアが甘いそう。この機会に、正しいスキンケア方法を教えていただきました。

■とにかく保湿が最優先事項。化粧水を今の3倍肌に入れ込む

従来のスキンケアは、コットン1枚がひたひたになる程度の化粧水を使用するありふれたもので、保湿はむしろ乳液やクリームで補っていました。

しかし看護師さんいわく、アラサーの乾燥肌で、化粧水がこの程度の量では圧倒的に水分不足。「加齢に伴って肌の水分量は確実に減っていくから、化粧水を今までの3倍はつけて。とにかく、もっとたくさん水分を入れないとだめ」とのこと。

決して高価な製品を選ぶ必要はなく、水分を入れ込むための化粧水は、安価なものでも良いそうです。角質層への水分浸透という単純な作用は、価格によって差が出るものではないため、高価な製品は大量に使うとなると、コストパフォーマンスが悪くなるそう(もちろん、好みでチョイスすることに問題はありません)。

ポイントは、肌の奥がひんやりと感じるまで化粧水を入れ込むこと。ひんやりと感じる=角質層へ水分が行き渡った証拠。しっかりと水分を保持させることによって、肌の保湿性が持続するのだそうです。

顔を洗う時間は、どんなに長くても15秒まで

■顔を洗う時間は、どんなに長くても15秒まで

看護師さんに「どのように洗顔しているのか」と聞かれ、クレンジングを使用していない代わりに洗顔フォームをしっかり泡立て、しっかり洗っていますね……と回答したところ、「うーん、顔を洗う時間が長すぎるかな」と指摘されてしまいました。

乾燥肌の人は、泡を10〜15秒ほど滑らせるだけで充分なのだそうです。もう少し入念に洗いたい場合は、髪の汚れをお湯洗いで落とすように、顔をお湯で優しく予洗いする方法がお勧めだそうです。

おそらく泡を乗せてから1分近く洗顔していた私、10〜15秒という短時間でしっかり洗えているのか不安でしたが、お湯での予洗いを取り入れてみたら、意外としっかり洗いあがっていることに気づきました。

■基礎化粧品で何を使うかより、肌という土台をどう扱うか

今まで基礎化粧品のラインアップばかりを気にしてきて、土台をどう扱うかという視点が抜けていたために看護師さんの指導が入ったわけですが、基礎化粧品ごとの差は何かと言うと、専門家の見解では「成分がもたらす使用感の違い」。

加齢に伴って肌の水分量は確実に減っていくので、乾燥肌を指摘されている私の場合、今後はいかに水分を含ませられるか、皮膚の保湿性を高められるか、という点に着目する必要があると感じています。

ちなみに最近は、普段の化粧水(無印良品 バランス肌用化粧水・高保湿タイプ)を馴染ませたあと、貼る化粧水として知られている大人気の「ルルルン」シリーズのシートマスクを取り入れています。「青のルルルン」を週6、「ルルルンONE」を週1のスペシャルケアとして使う組み合わせがお気に入り。

「ルルルン」シリーズは、厚めのシートマスクに液垂れするほど化粧水が染み込んでいて、保湿の強化にぴったり。10分ほど乗せていると、前述した「ひんやり感」を得られます。

乾燥が進むこの時期にも関わらず、水分不足が徐々に解消に向かっているのか、時期的な肌トラブルが軽減したように思います。

■「今必要なケア」と「今後必要になるケア」の両方を知っておく

肌の乾燥は、単純に皮膚が突っ張るようなわかりやすい症状だけでなく、毛穴の開きやたるみ、シミのもと(きめが乱れた部分から紫外線を通しやすくなり、メラニン色素を発生させる)になるなど、さまざまな肌悩みとリンクすることがわかっています。

肌悩みがある方もない方も、「今必要なケア」と「今後必要になるケア」の両方を見据え、定期的に専門家に診てもらうことをお勧めします。

※ この記事は2017年12月12日に公開されたものです。

猫川 舐子

広告代理店勤務

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