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贈りものをする意味を改めて考える。「喜ばれる贈りものリスト」も付けました

贈りものは大切な人へ感謝を伝える機会のひとつ。贈りものをする意味を改めて考えてみると共に、贈りものの選び方やおすすめの贈りものをご紹介。贈り上手・贈られ上手になるためのヒントをお伝えします。

贈りものをする意味を改めて考える。「喜ばれる贈りものリスト」も付けました

◼︎贈りものをする「意味」を思い出す

誕生日やクリスマス・バレンタイン、お中元・お歳暮・お年賀など、贈りものをする機会はいろいろとあります。


わかっているようでつい忘れてしまうのは、それが日頃の感謝・愛情をカタチにしたものだ、ということではないでしょうか。



特に夫婦間の誕生日や記念日は、お互いさまだからと贈り合わない方もいますが、長い付き合いだからこそきちんとしておくと、今後も末永く仲良く・気持ち良く過ごせることにつながります。


付き合いが長いほど、お互いの気持ちをわかっているつもりになっていますが、相手が「あえて伝えなくてもわかってくれているだろう」ということが、一方は、本音では「きちんと伝えてほしい」という欲求を抱えていることも。

恥ずかしがらずに、”どうしてもらったら嬉しいかをきちんと伝える”ことが大切です。例えば、具体的にアイテムを指定するのも良いですが、「記念日には小さい花束とケーキを買ってきて」「毎年◯◯のディナーに連れていって」と言うだけで、相手は「ああそうか、そうすればいつもの感謝が伝わって喜んでくれるんだな」と初めてわかるのです。


わざわざ言わなくてもわかってよ! というスタンスではなく、言葉にして伝えて、カタチに残してもらうことで、お互いが心地よく過ごせる、と考えたほうがストレスもありません。


◼︎贈り上手に試される「相手への想像力」

贈りものを渡すときには、どれだけ相手のことを知っているかはもちろん、何をあげたら相手にどんな良い影響が考えられるか――すなわち「想像力」が欠かせません。


普段から欲しいと言っていたものなら贈るのも簡単ですが、せっかく贈るのなら「どうしてこれが欲しいってわかったの!?」と驚かせたいものです。


そのためには、相手が毎日どんな生活(スタイル・インテリア)を送っていて、何(カルチャー・趣味)に興味を持ち、どんなもの(デザイン・アイテム)が好きかを考えると、自ずと好きそうなものが見えてくるでしょう。

その上で、私個人が贈りものをするときに、いつも忘れないようにしているのは、「欲しいけど自分ではわざわざ買わないもの」を選ぶことです。


例えば自分で買うにはちょっと高すぎる石鹸やお皿だったり、あったらすごく便利&素敵だけどなくてもなんとかなるものだったり。


そういったものは、プレゼントされるととても嬉しい上に、相手が自分のことを大切に思ってくれていることが伝わりやすいと思うのです。


また大人数で贈り物をするときには、ひとりではできない高価なものを贈るチャンスです! 家電を含め、何が欲しいか徹底的にリサーチするのも良いでしょう。



◼︎贈られ上手になるためには「日頃から好き・嫌いを伝えておく」

逆に送られ上手になるためには、「普段から好きなものと嫌いなものを公言しておくこと」です。とても簡単なことですが、日本人は意外と苦手なようです。


例えば、私は自分も子どもも砂糖や化学調味料を摂りません。そこで普段から「野菜が嬉しい!」などと言っておくと、今では友人が遊びに来るときの手土産やギフトには、自分で買うには高いフルーツや有機野菜などをいただいて、とてもありがたく思っています。


また欲しくないものとしても、「子どもにキャラものの玩具や服はいらない」などと伝えておくと、せっかくいただいたのに使わない、ということがなくなり、贈る側・贈られる側双方にメリットがあります。


そして、贈ってもらった御礼として忘れないようにしているのは、”その贈り物によって何が起こったか写真を添えてフィードバックする”ということです。


贈り物をいただいた時点でお礼を伝えるのはもちろんですが、後日、食材であれば美味しそうに料理した写真を添えて、子ども服であれば着せた写真を添えて、どんな様子か、どのあたりが特に嬉しかったかを共有し、改めてお礼を伝えています。


そうすると、贈った側も贈って良かったという気持ちになり、またひとつ絆が深まると感じます。


◼︎喜ばれる贈りもの・避けたほうが安全な贈りもの


これまで私が贈ってきたものの中で、鉄板と言っても過言ではないものをいくつかご紹介します。


まず、特に出産祝いにおすすめなのが、子ども用ではなくママ用のバスローブ。これは私の実体験からも欲しいと思えたものです。特にふたり目を出産してからは、お風呂タイムは子どもの世話に忙しく、冬などは自分が風邪をひきそうなくらい。

ママはもちろん、独身の女性のゆっくりバスタイムにも、肌触りの良い上質なバスローブは必ず喜んでもらえます。


また、ニールズヤード レメディーズのアロマグッズやジョンマスターオーガニックのヘアケア用品は、おなじみですが、子どもから大人まで安心して使える消耗品なので間違いありません。かわいいパッケージが好きな友人には、サンタマリア・ノヴェッラのソープなどはいかがでしょう。



逆に避けたほうが良いものとしては、香りの好みが分かれる香水や、主張の強いデザインのアイテムなど。


また、こだわりが強めな人への贈りもので、何を選んだら良いのかわからないときには、品質の良い消耗品や食品にしておくと、間違いはないでしょう。

面倒なようですが、大切な人への贈りものを選ぶのは楽しいことですし、相手の気持ちがカタチになった贈りものを受け取るのもとても素敵なこと。


来月のクリスマスや大切な人の誕生日や記念日etc.、次の贈りもの選びのタイミングで参考にしていただけたら幸いです。

網師本 薫

アクセサリーブランドVIOLUKA(バイオルカ)代表兼デザイナー、マクロビオティック料理教室主宰、フードコーディネーターなど。2児の母。

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