『監獄のお姫さま』第1話あらすじ - 女5人が結束。ある男への復讐が始まる
『監獄のお姫さま』第1話のあらすじや感想(ネタバレあり)をお届けします。キャストは小泉今日子、満島ひかり、伊勢谷友介ほか。あるクリスマスイヴのこと。5人の女たちによる、ひとりの男への復讐劇が始まる。
■『監獄のお姫さま』第1話あらすじ(ネタバレあり)
2017年12月24日、クリスマスイヴ。カリスマ経済アナリストの勝田千夏(菅野美穂)とEDOミルクのイケメン社長として人気の板橋吾郎(伊勢谷友介)。親しげに話すふたり。しかし、ADが出した「息子が誘拐された」と書かれたカンペを見て目を見張る吾郎。
実は吾郎の息子を誘拐しようと企てている女たちがいたのだ。
馬場カヨ(小泉今日子)、大門洋子(坂井真紀)、足立明美(森下愛子)、若井ふたば(満島ひかり)、そして勝田千夏。彼女たちの共通点は刑務所。ふたばは刑務官でそれ以外の4人は服役していたのだ。
彼女たちは吾郎の息子を誘拐するために朝から家族の動向を伺っていた。しかし、洋子が吾郎の息子を間違えたせいで計画は大混乱。果たして彼女たちが誘拐を企む理由とは。
■『監獄のお姫さま』第1話感想 - 5人の女性たちのテンポ良い会話劇が魅力
前番組の『マツコの知らない世界』が終わり、次に映し出されたのは板橋吾郎のドアップからの『サンデージャポン』! 一体どういうこと? と身を乗り出す。さあ、物語の始まりだ。
端的に言うと、第1話では女性たちがある男への復讐計画を実行する。姫を助けるために。
「私たちならやれる。5年もかけて計画したのよ」という千夏の言葉にあるように、綿密に立てられたであろうリベンジ計画。彼女たちが覗き込む計画ノートはボロボロだ。
復讐対象である吾郎のそばには企む女たちの影がある。千夏しかり、ふたばは吾郎の秘書として、明美は資産家として。ただ「いる」だけではなく、一定の信頼は勝ち取っていた。
計画を実行したクリスマスイヴには次から次へと吾郎の周りに女たちが現れる。想定外のことがあったものの、カヨたちは吾郎の息子を誘拐することに成功する。
要求はお金ではない。6年前の出来事について話せ、爆笑ヨーグルト姫事件について――。
リーダーはふたばだろうか。そのほかの4人の刑務所内で築かれたであろう関係性も気になる。カヨを落ち着かせるように抱きしめる千夏、ふたりの関係は?
明美も吾郎との関係を示唆するような言葉を発していた。そして、なぜ刑務官であるふたばが彼女たちに手を貸しているのか。
それにしても、ふたばの号令で、反射的にビシッとしてしまう4人がかわいい。息子を間違えて捕まえてしまい、「先生(ふたば)に怒られる~!」と嘆いているところも。
「先生」のように、各キャラクターがあだ名で表されていて、なんともわかりやすい。明美は姉御、千夏は財テク、洋子は女優、カヨは……馬場カヨだが。
そして、忘れてはいけない板橋吾郎。前半ではイイ感じのやり手社長という感じだったが、女性との接し方にそこはかとないスケコマシ感(古い……?)。
作中、千夏に電話をかけたときの「さっきはありがとねー、楽しかったねー」と。「楽しかった」じゃなくて「楽しかったね」って言うところがググッとくる。そんな吾郎を虫けらを見るような目で見ているふたばにもグッとくる。
でも、「ネイルかわいいねー」と言いつつも、適当に見ているあたりとか、ああ女に慣れていらっしゃる、という印象。要するにだいたいの行動がモテ男なんですが。そんな吾郎をどんなふうに追い詰めていくのか。
まだ、彼女たちの背景ははっきりとはわからない。なぜ服役していたのか、刑務所で何があったのか。そのあたりは来週以降に明らかになるようだ。
一筋縄ではいかないクドカン作品。華麗な女優さんたちの競演、あちこちに散りばめられた伏線。すでに2回、3回と見返したくなっている。
■『監獄のお姫さま』作品概要
女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。
「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。
第1話 10月17日(火)夜10:00〜放送分
■『監獄のお姫さま』キャスト
小泉今日子
満島ひかり
坂井真紀
森下愛子
菅野美穂
伊勢谷友介
夏帆
塚本高史
猫背 椿
乙葉
神尾楓珠
池田成志
ほか
『監獄のお姫さま』第2話あらすじ - 私たち、女子刑務所で出会いました
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