自慢ばっかり! 男のマウンティングはこうやって撃破せよ! 2/2
とはいえ、マウンティング男子が世に絶えることはありません。今日も街を歩けば、出勤すれば、合コンに参加すれば……男たちは懸命に「俺はこんなにすごいんだぜ!」と声を大にしています。
そんなときは、なにくわない顔して「さしすせそ」で撃破してやりましょう。真面目に対応して、心をすり減らすだけ損になりますから。
もし、カチンときたときは、こう考えてやればいいのです。永遠の理想の女性、オードリー・ヘップバーンが遺した名言です。
「威張る男性は、要するに、まだ一流ではないということなのです」
それだけのことです。同じ土俵に立ってはいけません。こちらは一流の淑女らしく「ごめんあそばせ」と、ティファニーで朝食でも食べながら、さらりと流してやりましょう。
さらにモードの女王、ココ・シャネルはこのように言っています。
「男は子どものようなものだと心得ている限り、あなたはすべてを知っていることになるわ」
そうです。これこそ真理です。ちなみにシャネルは100年前のパリにて、ピカソやダリやコクトーや、なみいる貴族王族をベタ惚れさせた女性でもありました。
男のマウンティングとは「少年のアピール」なのです。
「こんな大きなカブトムシを捕まえたんだよ! 見て!」
「ピーマンを残さず食べたよ! すごいでしょ!」
「ちゃんと夏休みの宿題できたよ! ほめて!」
これの延長です。マウンティングする男なんて、5歳の少年が、そのまま図体だけ大きくなったようなものです。未だに、お母さんにほめてもらいたくて仕方ないのです。
だとすれば……マウンティングも「かわいい子どものアピール」に感じられませんか?
マウンティング男子を恐れてはいけません。
むしろ彼らは甘えたがりの子どもです。いわばマザコンなのです。それを理解した上で、あえて上手にふるまってやる……そうすれば優位に立てるというものです。
彼らに対し、子どもじみたマウンティング合戦で勝ちたいわけでありませんよね?
それこそ子どもの発想です。表向きは男のメンツを満足させてやりつつ、最終的に、おいしいところに転がしていく――これぞ、大人の女性がマウンティング男子と遭遇したときにストレスを感じない、賢い対策のひとつだと思います。
※ この記事は2017年9月24日に公開されたものです。