じゃこと九条ねぎの和風リュスティック【天然酵母のパンレシピ#1】
自家製天然酵母パンとフランス菓子の教室「MINAMINA(ミナミナ)」を主宰する山田美奈さんによる、自宅で気軽に作れる天然酵母のパンレシピを紹介する連載がスタート。第1回目ではじゃこと九条ねぎをたっぷり使った、和風のリュスティックの作り方をご紹介します。
■天然酵母のパンレシピ#1「じゃこと九条ねぎの和風リュスティック」
話題のパン屋さんは、買うために並ぶのは当たり前。
パンを手作りなんて、とてもとても……と思っている方にこそ、おすすめしたいパンレシピをご紹介します。忙しい方にも楽に美味しく焼いていただくため、手軽に手に入る市販の天然酵母を使用します。
第1回目は、秋の夜長の家飲みにぴったりな、白ワインやスパークリングと合わせても美味しい大人のリュスティック(フランスパンの一種)をご紹介します。
■材料(8個分)
・準強力粉(手に入らなければ強力粉でも) 250g
・きび砂糖 5g
・塩 4g
・白神こだま酵母(顆粒状) 5g
・ぬるま湯(35℃) 150g
・混ぜ込み用ちりめんじゃこ 30g
・九条ねぎ 2本
■作り方
1、ボウルに準強力粉、きび砂糖、塩、酵母を入れ真ん中にくぼみを作る。
ぬるま湯をくぼみめがけて入れ、真ん中から壁を崩すようにヘラでまとめる。
2、粉っぽさがなくなったらまとめてこね台に出し、ボウルをかぶせて5分休ませる。
さらに7~8分こね、生地がしっとりし、伸ばしてみて膜状になったらこね上がり。
3、サラダ油を少量塗った厚手のビニール袋に丸めた生地を入れ、冷蔵庫で一晩発酵させる。
当日に仕上げる場合は、35℃のところで2倍くらいになるまで1次発酵させ、手順4へ。
4、生地は使用する40分前に冷蔵庫から取り出し、この間に具材を準備する。
ねぎは1センチ幅の斜め切り、じゃこはフライパンでかりかりに炒って冷ます。
5、生地を分量外の打ち粉を振ったのし台に、10センチ×20センチくらいに手で優しく広げる。
生地の3分の2に半量の具材をのせ、何ものせていない部分を折り重ね、3つ折りに。
向きを変えてもう一度繰り返し具材を混ぜ込む。
ビニールをかぶせて15分休ませる。
6、再度最初の大きさぐらいまで手で広げ、包丁で8個にカット。
オーブンシートを敷いた天板へ置く。
40℃くらいのところ(オーブンの発酵機能などを使う)で約30分、2次発酵させる。
7、表面に茶こしで準強力粉を振り、軽く霧を吹きかけて200℃に予熱したオーブンで20分焼いて
できあがり。
<mina's tips>
オリーブオイルやクリームチーズなどを添えて、スープなどと一緒に。
冷めたパンはオーブントースターなどで温めてお召し上がりください。
保存する場合は、ジッパー付きのビニール袋に入れての冷凍がおすすめです。