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“悪いことばかりが続く”ときの解決法 2/2


2.「マインド」心の元気を取り戻す

自信を取り戻すためにとても有効な方法は、過去の成功体験を思い浮かべて、そのときの感情を思い出すことです。

小さい頃アイスを買ってもらって嬉しかったこと、学校で褒められたことなど、小さなことでもOKです。すると、そのときに感じた幸せな感覚が蘇り、上司の言動によって失われた自信を取り戻すことができるのです。

次に母親の件。

母親は娘であるKさんを想う愛情から言うのですが、それがKさんの心に、不安と怖れを植えつけることに。それによって、負のスパイラルに陥り、悪いことが実際に起きると母親は「それみたことか」と、一層言動をエスカレートさせる……これは実際に本当によくある話なのです。

人の心には不安も怖れもあって当然ですが、母親の言っていることはすべて実際には起きていない「取りこし苦労」です。

「起こってもいない取り越し苦労であることを頭で理解して、意識すること。母親の言動に動じず、心が悪い方に動かされないように思うだけでいいのです」と、話しました。

さらに「今後、上司と母親のふたりとは落ち着いて接し、嫌なことを言われても反射的に対応しない方がいい。しかし、できれば部署を変わるとか、家を出るなどふたりと完全に関係を絶つ方が改善は早いですよ」と伝えました。

彼女は「まったく関係しないことはできないけれど、落ち着いて対応することならできそうです」と、納得してくれました。

どうしてもネガティブになりそうになったときの呪文

とはいえ、これまでずっとネガティブに引っ張られてきた上司と母親の呪縛をかわすのはたやすいことではありません。

心が折れそうになることも想像できたので、そんなときの秘策として、魔法少女の呪文のような呪文を彼女に授けました。

それは「オン・マニ・パメ・ホム」、これを唱えてみてくださいと。

これはチベット密教の有名な呪文で、とても深い意味を含むのですが、単純に障害を取り除き、幸運を招くので、心が折れそうになったときに助けとなるはずです。

この呪文は108回唱えるとよいといわれていますが、何回でも、1回でも、会社で呪文を声に出せないときは心に思うだけでも大丈夫です。

3.「スピリット」霊的な障害をはらう

最後に魂の元気回復です。

「人は死んで体は残るが、魂は抜ける」というように、わたしたちは皆、人は霊的な存在だということに気づいているはずです。

だから、生きている人の霊、死んだ霊からも同じように邪魔をされることがあります。会社で一緒に働いている同僚から悪意を向けられたり、空間にいるけれど見えない霊からいたずらをされたり。

私たちは日々、さまざまな霊的な影響を受けながら暮らしていて、Kさんのように弱っているときには、特に影響を受けやすくなります。

「お香を焚いてください。高山で採れた品質の高いサンダルウッドなどのお香を焚くと、あなたの周りの霊が喜ぶので邪魔されなくなります。また、会社などお香を自由に焚くことのできない場所では、手を叩いてください。手を叩く度に、見えない不運の風船が割れるようなイメージを持っていってください」


と、お話ししました。

半年後、私がその会社を訪問したときに、すっかり元気になったKさんが迎えてくれて本当にうれしく思いました。

■悪いことばかり続くときは3つのアプローチを

悪いことばかり続くときは、「ボディ・マインド・スピリット」すなわち「体・考え方・霊的」という3つの側面からの解決法を思い出して、実行してみてください。

状況が改善し、前向きな気持ちを持てるようになるはずです。

※この記事は2017年8月29日に公開されたものです

田中 道明

ワールド・オブ・風水ジャパン代表、風水コンサルタント。2003 年以来リリアン・トゥーに師事し、日本語版のウェブサイト運営を行う。 リリアン・ トゥーの邦訳書のうち、<a href="https://www.amazon....

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