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神棚の向きや祀り方は? 自宅で神棚を祀る「神様とつながる暮らし方」

神社で御神札をいただいても、神棚に祀っていない、そもそも神棚の祀り方や適切な向きがわからない……なんて方は多いのでは。正しい参拝方法のほか、自宅に神棚を祀る詳しい方法を取り上げた『神様とつながる暮らし方』から、今すぐ実践できる方法を一部ご紹介します。

神棚の向きや祀り方は? 自宅で神棚を祀る「神様とつながる暮らし方」

近年、御朱印集めが静かなブーム。パワースポット巡りや旅行と絡めて御朱印を集める人が目立ったり、御朱印関連本が続々発売していたりと、人々の関心の高さを感じます。その根底には、「神社にお詣りすることで、開運できたら」という願いがあるはず。

でも、参拝したからといって、すぐに開運することはめったにないでしょう。それに「困ったときの神頼み」は、普通に考えても、なんとも都合のよすぎる話かも……。日頃から神様に感謝し、その上で神社にお参りする――それが神様との理想的な付き合い方であるような気がします。

■神様とつながる暮らし方を実践して開運を

その方法を具体的かつ実践的に説く本が、『神様とつながる暮らし方』。第1章「願いが叶う参拝」、第2章「もっと神様と仲良くなろう」、第3章「神様を家にお招きする方法」、第4章「神様に好かれる暮らし方」、第5章「神様と行事を楽しめば運が開ける」、ガイド「 行ってみたい神社 訪れてみたい神様」で構成されています。

参拝方法はなんとなくわかる、という人が多いかもしれません。では、「神様を家にお招きする方法」とは? 著者の大浦春堂さんは、「自宅に神棚を祀る」ことをすすめています。自宅に神棚を祀るのは、自宅に神社があるのと同じこと。

神棚を祀るのに必要なのは、神社の授与所でいただく御神札です。御神札をいただいても、無造作に置いていたり、手を合わせていなかったり、何年も同じ御神札を祀っていたりと、正しい方法でお祀りしているケースは少ないのだそう。

■大事なのは形じゃなく、神様を敬う心と続ける習慣

いくつか神棚の例が具体的に紹介されていますが、「少し仰々しいような気がする」「置きたい、と思えるデザインがなかなか見つからない」といった場合は、まずは高いところに祀った御神札に、毎日手を合わせる習慣から始めてみては、と大浦さん。

「大切なのは神様を敬う気持ちと、日々手を合わせる習慣なのです」(80ページ)

「神様を敬い、感謝する気持ちをもつこと。その気持ちが自分のなかにあれば、神様に失礼なお祀りの仕方は決してしないはずです」(83ページ)

これらの文に神様との向き合い方が、ギュッと凝縮されているように思います。

■神棚の向きや避けるべき場所は?

ただし、注意点もいくつかあります。まずは、「目線よりも高いところ」に御神札をお祀りすること。本棚やたんす、キャビネットの最上段など、とにかく室内の高いところを、自宅の神棚と決めます。その後、塩をひとつまみ入れた水で濡らした新しい雑巾で水拭きし、場所を清浄な状態に整えます。

スペースが乾いたら、新しい布や半紙、奉書紙など、清潔な敷物を敷いた上に、御神札をお祀りし、米や塩、水などをお供えします。

このほか、適した方角(南向きもしくは東向き)や避けるべきスペース(具体的には人の行き来が多い廊下や出入り口、水周りに近いところ)なども、詳しく解説されています。

神社に参拝に行って、御神札をいただいたにもかかわらず、自宅で活かせていない方、開運を意識している方、自宅に神様が見守ってくれる場所を作りたい方へおすすめの一冊です。

『神様とつながる暮らし方』書籍情報

著者 大浦春堂(おおうら・しゅんどう)さんプロフィール

埼玉県生まれ。情報誌の編集者、Web制作会社、マーケティング会社など数社で編集ディレクター職を経て独立。旅や寺社仏閣などのジャンルを中心に執筆している。著書に『御朱印と御朱印帳で旅する神社・お寺』(マイナビ出版)、『神様が宿る御神酒』(神宮館)がある。

DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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